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Mahaavyutpatti (翻訳名義大集)

Introduction

本電子テキストは、 高野山大学の蜜波羅鳳洲先生が 三井淳司氏(高野山大)、三穂野英彦氏(広島大・大学院) の協力のもとに構築され、 「高野山大学研究費助成」による成果として公開された、 電子テキスト版の "Mahaavyutpatti (翻訳名義大集) based on Sakaki's edition (1916)" です。

 (This e-text is constructed by Dr. Mitsuhara; assisted by Mr. J. Mitsui and Mr. H. Mihono. This release is a result of "research grant of Koyasan University".)

 さまざまな経緯により、蜜波羅先生の許可をいただいて 相場がこのデータを公開することとなりました。 本テキストの内容に関する訂正やお気づきの点は 相場(Aiba)まで連絡お願いします。

 また、手っ取り早くデータを検索したい! という方のために

このようなサービスも用意してありますので、よろしければ どうぞ。


What is Mvyut?

"Mahaavyutpatti (翻訳名義大集)" とは何か? それを、ものすごく簡単に説明しておきます。

 この文献は8〜9世紀頃にチベットで作成されました。 目的は、古典サンスクリットで書かれたインド仏教経典を 古典チベット語に翻訳する際に、 翻訳語をどうするか? ある程度、訳語は揃っていたほうがよくないか? ‥ということで、 仏教経典翻訳の際に用いる語彙集として用意されたのが本書です。 (‥間違っていたらすみません。 [とりあえず Wikipedia (en)])

 ということで、本書は古典サンスクリットと、古典チベット語との、 対訳辞書である訳です。‥そうなんですけど、語彙数がちょっと不足しているというのと、 普通の学習辞典のような目的で編纂されたものではないため、 普通の辞書のようには使えないのが残念‥。


Data Format

オリジナルの電子データを構築された 蜜波羅先生らは Macintosh 用の AllScript というソフトを 用いてデータ構築作業をされたと聞いています。

 しかし残念なことに相場は AllScript を持っておらず、 元テキストに直接アクセスすることはできません。そこで 東北福祉大学の川越先生にお願いして、蜜波羅先生らが 入力されたデータを Macintosh の「テキストファイル形式」 に直していただき、そのデータに手を加えたものを 公開するという手順を取りました。それゆえ、蜜波羅先生らが 構築されたデータでは正しかった記述が、 相場によって誤った内容に変更されてしまった項目が 存在している可能性があります。

 基本的なデータ構造ですが、一行が一項目となっており、 各行は以下のような内容となっています。

通し番号 == [個別番号] == 分類項目 == Tibetan == Sanskrit == (管理情報)
ID == [number] == description in Japanese Language == Tibetan == Sanskrit == (memo)
各フィールドは " == " という文字列によって 区切られています。行頭に "#" のある行はコメント 行ですので、実際のご利用の際には無視してください。 (Each field is separated by "==". Ignore the lines start with "#".)


Archives

それぞれの転写方式がどのような内容か知りたい場合は、 [ Table of Transliteration Schemes ] をご利用ください。