諸般のいきがかり上、 「古典インドにおける暗号」について調べることに なってしまいましたんで、秘かにこんなページを作ってみました。 ただ、今後の展開があるかについては不明。
『カーマスートラ』(KS)(4世紀?)は換字暗号を
紹介してるという
暗号業界のトリビアみたいになってるネタは根拠にとぼしい。
それを言い張る人には是非論拠を示してほしい。
というか、論拠を教えてほしい(純粋に、知りたい)。 たしかに13世紀?の文献『ジャヤマンガラー』(Jm)は「KS の mlecchitavikalpaa は換字暗号」と紹介している(そして Kahn などはその記述を信頼している。 KS と Jm の間には約1000年の隔たりがあるかもしれないのに!) が、Jm の記述は非常に簡単なもので、 また他のテキストに類似の記述が見つからないため、 Jm の記述の裏付けが取れない。また mlecchita という単語の 用例を調べても、それが換字と結び付く気がしてこない。 というわけで、現在暗礁乗上中。 |
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