guru in Apte
まずは Apte の辞書です。
guru //
a. [ ga ku ucca / U.n 1.24 ] (compar. garīyas; superl. gāriṣṭha) 1.
heavy, weight (opp. laghu);(fig. also); --la-- 2. great, large, --la--
4. important, momentous, great ; --la-- 7. venerable, respectable. --la--
-ruḥ 1. (a) a father; (b) forefather, ancestor; (c)
father-in-law; 2. any venerable or respectable person, an elderly personage or
relative, the elders (pl.) 3. a teacher, precepter; 4. particularly, a religious
teacher, spiritual preceptor ; 5. a lord, head, superintendent, ruler ; --la--
また Apte の語釈文の最初にある ga ku ucca もどう解釈してよいのかイマイチよく
わかりませんでしたが、ステージが超高い某先生から以下のようなご指摘をいただきました。
ga ku ucca ですが,これは Uṇādi-Sūtra (以下 US) ですね。
US についてはあまりよく知らないのでアレですが,これを文字通り
解釈しますと,「g の音は ku (k 系列の子音) の ucca (高い音)
である」ということのようです。
uṇ というのは kṛt と同様の意味を持つ,母音の vṛddhi 化を齎す
affix ですが,guru という単語も何らかの root に uṇ がついて
成立しているものと考えられているのでしょう。
うーん。このご指摘から「ああっ!!」とヒラメキが来るほどサンスクリット語に
精通しているわけではなかったりするのが残念です (-_-;
ですが、いずれにせよ勉強になったことは確かです。ありがとうございました (_ _)