『日本國善悪現報霊異記』、通称『霊異記』『日本霊異記』は 9世紀初、薬師寺にいた私度僧である景戒が作成した、 現存する日本最古の説話集とされているものです。現存する最古の、 そして約1200年前の作品ということで、 大昔の日本の人たちが抱いていた さまざまな世界感などが 本書から見えてくるのでは? ‥という感じで、 重要視されることもある書物です。
この本について、たぶん最も信用できる刊本は 岩波書店から出ている「新日本古典文学大系」の一冊(出雲路修編1996)とか 「日本古典文学大系」の一冊(遠藤・春日校注1977) になると思うんですけど。 でも、内容の厳密性はあまり問わない、とりあえず該当箇所だけ チョチョッとチェックしたい‥そんなとき、もっと便利な方法はないものでしょうか。 私の場合、上にあげた本は持っていませんので、それらをちょっと見たいと思ったら 図書館に行かないといけない‥。不便だ‥、と。そんな感じになってしまいますので‥。
んで、ネットの海の中を探してみたところ、ありました。 国立国会図書館のデジタルアーカイブの中にある、著作権切れした書物の中に 「日本霊異記」あるじゃないですか!
そこで。ちょっと頑張って、「霊異記」掲載の物語ごとに、
一発で当該箇所にジャンプできるリンクを張ってみました。個人的には
かなり諜報できると自画自賛です(^o^)
(リンク作成、当初思ったよりかなり手間がかかった大変な作業でした‥)