[送料無料] 三省堂書店オンデマンド 東洋文庫「朝鮮事情」 |
李氏朝鮮などでは、男子の着衣は白ばかりでした。‥が しかし、ちゃんと清潔さを保っているのはとても労力のいることなので、たいていの場合、 濃厚な垢のため色変わりしていたそうです( (金容権 訳(1979)『朝鮮事情』平凡社東洋文庫367, pp.302--304; p.303 は全面挿絵)。 でもそれは今とちがって強力な洗剤も洗濯機もない以上、仕方ないでしょう。
他方の女性については
着衣に白が多い、とくに男は白ばっかり。というのは「染料がないから」だ、というのは ネット(の、とくに嫌韓な人たちの発言)ではよく見かけます。 染料が希少で高価だったから、という可能性も確かにありそうにも思いますけど、でも それよりも制度的というか社会通念による「白」縛りのほうがデカかったんだろうと思います。 実際、「若い女性は淡紅色か黄色を着ている」とか「青い大きな布地も 衣服のかわりに使われている」といったことをダレも書いてますし。
またネットで見かけた、20世紀初頭の頃(日韓併合の前後頃)の朝鮮の絵など: