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『大野の撫斬』

元禄九年、出羽国河辺郡二井田村支村大野邑にて起こりし惨劇につき。


[前] 大野村の1696年

チョー簡単あらすじ

お急ぎな人のため、そして「オレは○○だから難しいことはわからん」と 最初から決めつけてる人のための、チョー簡単「あらすじ」です。


  • むかし。江戸時代、あの「忠臣蔵」の事件の5年くらい前の話。 大野村のお百姓さんたちと、武士が、釣りをジャマしたとか、しないとか、 そーゆー、どーでもいいことでケンカしました。
  • ケンカは、お百姓さんたちが勝ちました。武士は、ひどい目にあってメンツをつぶされました。
  • うらんだ武士は、三ヶ月後、復讐(リベンジ)します。村の男たちを、22人、 みんな殺してしまいました。これが、地元に伝わる、「大野なでぎり」事件です。

  • でも調べると、村人は、ケンカに勝ったのは本当ですが、 武士をひどい目にあわせてメンツをつぶした罪で、 裁判に負けて全員死刑になった、というのが本当ぽいです。
  • どっちにしろ、ケンカでメンツをつぶしたからといって、 村の男子22人も死んじゃうなんて、ぶっちゃけ、ひどすぎです。

  • ぼくたちも、いくら相手に腹がたったとしても、相手のメンツやプライドを 完全につぶしてしまうのは、やめましょう。 いつでも相手の気持ちを考えるよう心がけましょう。 カッカしすぎないよう気をつけましょう。 やりすぎたことに気がついて「しまった!」と思っても、手遅れです。 後悔、先に立たず。‥‥それが、ご先祖さまからの教訓です。
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