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秋田三十三観音

The 33 Kannons of Akita. // 秋田三十三観音。

 

はじめに

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(temple image)
[秋田33-23 補陀寺(秋田市山内)]
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はじめに

「秋田三十三観音」--- この名称は、たぶん存在しないんだと思いますが、本ページでは 他のものと区別するため「秋田六郡三十三観音」「秋田観音霊場三十三ヵ所」などを総称して そう呼んでいます。これは秋田六郡(平鹿、雄勝、仙北、河辺、秋田、山本 の六郡[*1])、 また今では秋田県全域にちらばる「三十三観音」「三十三番札所」です。

 なお、この「秋田三十三観音」は、移動距離・所要時間などが 久保田(現在の、秋田市中心部)を エリアとした「久保田三十三所」とは全然違います。注意しましょう。

 「かんのんさま」については [こちら]を、 「三十三」という数字については [こちら]を、また 「ふだらく」については [こちら]をどうぞ。

*註1
この六郡は現在の秋田県の7〜8割ほどの地域に相当します。「秋田六郡」というのは 「秋田郡などの六つの郡」という意味でしょうね。他地域でいうところの「●●国三十三観音」の ようなものなんですけど、秋田郡などが属していた出羽国は現在の秋田県と山形県を含む かなり大きな国でしたので「出羽国三十三観音」はちょっとムリ‥(「出羽百観音」という 名前のものはありますけど、あれは山形だけで勝手に決めた山形オンリーなものですから 私は認めません^^;)。まあ明治時代に入ってからできた「羽後国」という 呼称が江戸時代にもあったら「羽後三十三観音」だったかもしれません。
ちなみに秋田六郡の郡ごとの分布状況ですが 平鹿7, 雄勝5, 仙北6, 河辺2, 秋田10, 山本3となっています。 秋田が最多! こりゃ確かに「平鹿六郡」でも「仙北六郡」でもなく「秋田六郡」と 呼びたくなりますね! デカすぎゆえに明治期に「北秋田郡」「南秋田郡」に 分割されてしまったのはダテじゃない、という感じでしょうか。
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