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仙台三十三観音

The 33 Kannons of Sendai.


 

Introduction // はじめに

(temple image)
[仙台33-01 法楽院観音堂(川内亀岡)]

(Brief summary in my poor English) According to Yoshioka(1992), the 33 Kannons of Sendai might be practically established in early 18th century.


より大きな地図で かんのんさま-仙台三十三観音 を表示
知ってる人も少ないと思いますが、仙台には「仙台三十三観音」と いうものがあります。伊達藩の領内で使える別称として「府内三十三番札所」という のもあったようですが、今となっては使えないですね。どこの府内かわからないですし。 これもやっぱ江戸時代に選定されたものらしいです。 「宮城県内、かつての仙台領内における観音信仰の巡礼が本格化したのは、 「仙台三十三観音」あたりが早く、時は元禄の頃であって17世紀の末から、18世 紀にかけて本格化したもの」(吉岡一男(1992)『宮城の観音信仰』,p.53) と見てよいみたいです。

 巡礼の目的についてですけど、これは今でも 何かお願いごとがある人とか、 プチ観光したい人たちがそこを順番に「巡礼」して回るという、 本来あるべき(?)状況で今に至っているはずです[*1]

 「仙台三十三観音堂巡り」については、私などがグダグダ紹介しなくても、 Web等で検索すれば いろいろな情報が仕入れられますので、今のところ ここで詳しく紹介する必要はないかなー、と考えています。ただ、 せっかくですので、 いちおう、右に「仙台三十三観音」のそれぞれの場所を記した地図を貼っておきます。

 なお「かんのんさま」については [梵文法華経24かんのんさまの章]を、 「三十三」という数字については [なんで「三十三」なの?]を、また 「ふだらく」については [かんのんさまは南(南方補陀落)に]を、 それぞれ別途に用意しましたので、そちらをどうぞ。

 また同じ仙台などを主なエリアとした「宮城三十三番札所」というのもあります。 それについては [ 宮城三十三所 ] をどうぞ。

*註1
自前の写真がないのでアレなんですけど。 「宮城の観光」[URL]というサイトの 「仙台三十三観音札所」[URL]にある、ご詠歌の額の写真を見ていたところ「日支事変戦死者為追弔 // 昭和十三年秋日」と 書いてありますね。ということはやはり「仙台三十三」の巡礼の目的の一つに 「追悼」ってのは、やっぱり、あるんですね。まあ戦時中という時代的背景を考えれば、 当然といえば当然の話ですけど‥‥ (以下略。続けるとすれば「金照寺山三十三 // 開業初期についての妄想」[URL]の 後半部分と同じような話になりますので、興味がおありの場合は そちらを参照してください。)
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