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PC系セットアップ覚書

2011年まで「俺的な非 UN*X 環境をめざして」という題でしたが、 「UNIX系」と「非UNIX系」の区別がだんだん難しくなってきましたので、 あれこれ区別しないことにしました(^_^;


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作業環境の持ち運びは夢か (1) -- 文書編集環境(とくにOffice系)の可搬化 2008/05a

1GBとか2GBとかの容量のやつが1000円とか2000円とかで買えるようになって きてますね。

そこでふと思うわけです。 「持ち運び可能なWWWサーバ」の ような「持ち運び可能な作業環境」もあってよいのではないかと。 そこでまず、文書編集環境の可搬化について考えてみます。

‥でも。これについては、実はすでに解答は用意されています。 OpenOffice.org Portableを 使えばよいのです。え? これ英語版じゃね?? と気になるときでも、 Google を使って検索すれば、すぐ日本語版にする方策が見つかります。 こういうポータブル版が用意されてるのって、「フリー」ものの強みですよね。

実際に使ってみて感じたことですが‥

  • フラッシュメモリで持ち運ぶソフトを「拡張子による関連付け」する訳には いかないですよね。なので文書ファイルをダブルクリックして ワープロ起動、というワザが使えず、そのへんはやっぱり不便です。
    一旦 OpenOffice.org を起動させて、その「ファイル」メニューからファイルを指定して ファイルを開くか、あるいは、エクスプローラーから文書ファイルを OpenOffice.org のウィンドウにドラッグ・アンド・ドロップしてやる必要があります。
  • 安いものにはワケがある! ということなのか、安く買ったフラッシュメモリの I/Oスピードって案外遅いですね。なので結果的に OpenOffice.org Portable の 動作は起動も操作も全般に もっさり した感じです。まあ、この問題はきっと 時間が解決してくれるんでしょうけど、今はまだちょっとキツいですね。 (なお、フラッシュメモリに入れた OpenOfficePortable のパッケージを丸ごと PCのハードディスクにコピーしたものを起動するとサクサク動きますので、 OOo on フラッシュメモリの動作が遅いのはフラッシュメモリのI/Oのせいだと 判断しました。)
  • マクロなどのMS内部依存な機能を使っておらず、しかも文書の幅とか改行幅について ミリ単位での厳密な再現性を求めない状況、つまり、 ふつーの文書をふつーに使っている状況であれば、MS-Office と OpenOffice.org の 文書互換性はそんなに悪いものだとは思いません(とくに私はワープロ文書の 体裁に関しては関心が薄いですから‥というか、体裁の細かな部分が気になる書面を ワープロで作るのは間違い)。しかし残念なことに 操作の互換性については、 ときどき「おや?」というものを感じますね。
     具体的に 私が感じたものとしては、 OpenOffice.org Writer で表 を 作成しようとしたとき 細かいところがなかなか私の意のままにならず かなりイライラした、というのがあります。 まあ、それでもガマンしてしばらく使っていれば 慣れてきますけどね。 MS-Office だって慣れるまで相当イライラしたし、今だって時々イライラするじゃん、 ということを思い出せれば、この程度のイライラも十分想定内です。

Office系ソフト以外では、pLaTeX 環境をフラッシュメモリに入れることができたなら! と 強く願ってはいるのですが、現在のところ そう願っているだけです。 (後日談: その後 pLaTeX のUSBメモリ化を試してみたところ、案外あっさり 使えるようになりました! けど残念なことに、予想以上にアッサリ使えるようになったため、 どうやってセットアップしたかの具体的な手順をメモしておらずここで手順を紹介することが できません。何たる不覚! なおWinShellというパッケージを使いました。容量は350MB。 OOoが240MB程度なのでLaTeXのほうが容量食い!)



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