[ PC系セットアップ覚書 Top]

PC系セットアップ覚書

2011年まで「俺的な非 UN*X 環境をめざして」という題でしたが、 「UNIX系」と「非UNIX系」の区別がだんだん難しくなってきましたので、 あれこれ区別しないことにしました(^_^;


[前] こんにちは!

ScanSnap S1500 のローラーが溶けてる! 2023/10a


[Table of Contents]

はじめに

夏のあいだ全然使っていなかったスキャナ ScanSnap S1500。 ひさしぶりに使ったら、あれ? 紙詰まりだぞ?! てか、なんかいつもの紙詰まりと なんか違うぞ??!! と思って ScanSnap を見てみたら、なんと! ‥‥ 紙を送るローラーのプラスチック? ビニル? が溶けて 水飴みたいなネロネロネバネバになってるぞ! 何だこれ?! (たぶん右図。緑部分は葛餅みたいにプニプニ、黄色部分が水飴みたいでネロネロネバネバして 反対側のローラーにも絡みついてる)

 ということでさっそく検索かけてみると。同じ体験をした先人たちの体験記が 出てくる出てくる。‥そうか、これはよくある話なのか。そして 先人たちの記録をざっと見てみると対策はあるみたいで、 廃棄・買い替えしなくても良いみたいで、ほっと安堵します。

ざっと見た感じでは2020〜2021年頃から「ローラーが溶ける」人があちこち出てきて、 んで最初は ScanSnap 本体を分解してローラー交換する方法が取られたものの 「面倒くさすぎー」と思う人が多すぎ。そのうち誰か[この人?]が「本体をわざわざ分解しなくても 溶けたローラーをカッターナイフ等で取り除き、そこに切り込みを入れた シリコンチューブをはめるだけで問題なく使えてるよ?!」という大発見をし、 2022年以降では分解しないでチューブをはめるだけの方法が完全に主流に! ‥という 感じでしょうか。

[Table of Contents]

水飴を除去せよ


ということで私も「切り込みを入れたチューブをはめる修理」をしてみました。 水飴のようになった古いチューブを外すのに結構苦労し、2時間くらいかかりました。 思ったほど取れてくれないんですよね‥。

交換するチューブについては、あちこちの情報見てたら タイガースポリマーという会社のシリコンチューブ、サイズが 6mm×12mm のやつが 良さげと判断し、ネット通販で購入したものを使用しました(右図の商品)。 これを適当な長さにカッターナイフで切って使用します。 シリコンチューブはカッターナイフで楽々切れます。 先達の情報に 基づき 2.4cm 程度が2つ、2.6cm程度が2つ、合計4つの代替ローラーを用意します。 なのでシリコンチューブは 1m のを買っても10cmくらいしか使わず、 残りの 90cm ほどは余ってしまいますが、それは仕方ない‥。 (私の場合 ScanSnap はもう一台ありますので、そのうちもう10cmくらいは使いそうです) (私の場合、切り方がちょっとアバウトすぎたのか長さがほんのちょっと長すぎたみたいで、 シリコンチューブをはめてみる→おや、ちょっと長いか?→シリコンチューブを外してカッターナイフでちょっと短くしてみる、という作業を何回か行いました)

[Table of Contents]

水飴の粘着が残ってる‥

古いチューブを外すのは大変でしたが、 新しいチューブのはめ込みはすぐできました。 そして試運転! ‥しても紙が詰まってしまいます。あれれ?! と思い、 見てみると。水飴のようになっていた古いチューブの水飴がねっとりと反対側の ゴムのローラーにも付いてたのは知ってましたが、それですね。 反対側のゴムローラーについた水飴が残っているため、 それが紙に貼り付いてしまい紙が詰まってしまうと判明。‥うわー。

この反対側の水飴、カッターナイフでガリガリ削ることも考えました。でも反対側のゴムローラーの ゴムを削ってしまったときの代用品はどうしたらいい? のが不明なので カッターで削るのはやめときました。んで思いついた対処法というのは以下:

  • 反対側のゴムローラーについた水飴の粘着力が落ちるまで、(不要な)紙をひたすらスキャンしまくる😀
いろいろ試してみたんですけど、ハガキとか厚紙など比較的厚くて強度のある紙だと 水飴つきゴムローラーの粘着力に抗ってくれて、ちょっと紙がシワクチャになるものの 紙が排出される、しかもゴムローラーに接触した部分が水飴をちょっと拭き取って除去してくれる (紙に水飴がちょっと付いてしまう)ことに気づいたんですよ(右図のように。 シワクチャになった箇所に水飴がちょっと付着している)。 なのでこれを何度も繰り返せば そのうち水飴の粘着力も落ちてくるんじゃね? と思いましてね。 いったん「これはもう廃棄か」と覚悟してしまったスキャナなので、 この程度のチャレンジはもう平気になってます。

というわけで、比較的厚めの紙を、そして途中からルーズリーフに切り替えて 紙を何枚もグシャグシャにしながらスキャンを繰り返したところ、 紙10枚くらいでまあまあ普通にスキャンできるようになりました。やった!

[Table of Contents]

スキャナ復活! (のはず)

交換後最初のうちは代替ローラーのへんからガタガタ音がして 「あれー、代替ローラーの取り付けが悪いのかなー」なんて思って 何度か代替ローラーの付け直しをしても直らず、これは諦めかけていたんですけど。 これもスキャンの回数を重ねるうちに何かが安定してきたのか、 ガタガタ音もやがてなくなり、普通に使えるようになりました。やれやれ。



[次] MacOS 10.11 El Capitan で解像度 1080p 2023/09a