調査中のもの
神聖ローマ皇帝フリードリッヒ2世(1194--1250)、この皇帝はローマ教皇と
ムチャクチャもめていた皇帝らしいんですけど、この皇帝に関して:
教皇インノケンティウス四世の代に至って、皇帝のプロパガンダの担当者が、
黙示録的な切り札をだした。確立した計算法に従って、「アルファベットのIの数は1、
Nは50でNの語尾形も50、Oは70、Cは100……」と書きつらねた。これで、教皇インノケンティウスの
つづり字INNOCENTIUS PAPAの数の総計が悪魔を指す六六六となっても、さして意外ではない。
(ダミアン・トンプソン(渡会和子訳)(1999)『終末思想に夢中な人たち』,翔泳社. p.77.)
こんな感じで、当時(13世紀)のローマ教皇が 神聖ローマ皇帝を貶めるためにゲマトリアを使った、
ということがあったらしいです。ただこのゲマトリア、
数値がわかっているI,C,N,Oの4文字を見ても、
どういう数字の割当になってるのか、ぜんぜん見当つかないです
(-_-)
たぶんI,Cはローマ数字そのまま、N,Oは対応するギリシャ文字からの流用、というのは
読めます。けどそれ以外のE,T,U,S,P,Aの6文字は不明。
PAPA「教皇」もカウントするのか、しないのか。それも不明です。