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佛説盂蘭盆經 (大正0685)


 

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『佛説盂蘭盆經』(大正No.685; 第16巻(経集部); [SAT])の大雑把訳です。

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大雑把訳

佛説盂蘭盆經
西晋月氏三藏竺法護譯

私はこう聞きました。

 仏が舍衞國祇樹給孤獨園におられたときのことです。
超能力を身につけた目連が、自分を育ててくれたお父さんお母さんに恩返しを しようと考えました。そこで両親を探してみたところ、 亡くなったお母さんが餓鬼世界にいるのを見つけました。お母さんは 食べることも飲むこともできなくて、骨と皮だけになっていました。 目連は悲しくなりました。すぐに茶碗にご飯を盛って、お母さんに渡しました。 お母さんは茶碗を受け取りました。でも、ご飯を手でつかんで口に入れても、 食べる前にご飯が焼けて炭になってしまいます。お母さんは、ご飯を食べることが できません。
目連はわんわん泣き出してしまいました。

 目連は仏のもとに急いで戻り、仏にこのことを報告しました。
仏は仰せです。「あなたのお母さんの罪が重すぎて、あなた一人の力では どうにもならない。親孝行なあなたの願いで天地天神地神邪魔道志四天王神が 動いたとしても、それでもどうにもならない。何とかできるのは、 仏教のお坊さんたちのパワーだけだ。彼らのパワーがあればお母さんを 救うことができる。その方法を今あなたに授けよう。 苦しみも罪も消してしまう方法を」

 仏は目蓮に仰せです。
「7月15日に、仏教のお坊さんたちにとって『僧自恣』の日であるが、その日に、 遠いご先祖から 苦しんでいる今のご両親までのため、お供えするとよい。 飯百味五果汲灌盆器。香油錠燭床敷臥具など、 最高のものを揃えてお盆に載せ、 仏教のお坊さんたちにお供えをするとよい。この日、仏教のお坊さんたちは、 山にいて座禅する人もいれば、 悟りを得た人も、 樹下をウロウロしている人も、 超能力を使って信者たちを教化する人もあり、 菩薩さまがお坊さんの姿をして人々の中におられることもある。 しかし、その誰でも同じ気持ちでお供えを受け取ってくれ、 仏教のきまりを守っているお坊さんたちがもつ大きなパワーを 発揮してくれる。だから、 お坊さんたちに供養すれば、お父さんお母さんから遠いご先祖様まで、また 親族も、死後の苦しみから脱出・解脱したり衣食に困らないようになる。 お父さんお母さんが存命だったら、百年は安楽に暮せることになろう。 亡くなったご先祖が神様たちの世界に生まれ変わっていたとしても、 もっと極上の世界『天華光』に生まれ変わって、 限りない快楽の中で暮らせるようになる」

 そのとき仏はお坊さんたちにお命じになりました。
「皆のもの。お供えした者の家のため、ご先祖へのお祈りを最初に行い、 座禅をして、それが終わるまではお供えを受けてはいけない。 初めてお盆のお供えを受けるときは、 まず仏塔の前でお坊さんたちがお祈りをして、その後に お供えを受けなさい」
そのとき、目連をはじめとした仏弟子たちは大喜びしました。
目連は泣きやんでいました。 目連のお母さんは、長い長い餓鬼世界の苦しみから すぐ脱出できたのです。


 そのとき目連は仏に申し上げました。
「仏弟子である私を生んでくれたお父さんお母さんは、 お坊さんたちのパワーによって、仏様のご利益を得ることができました。 いつの時代であっても、親孝行な仏弟子であれば皆、この盂蘭盆を 行うべきであります。そうすればお父さんお母さん、のみならず 遠いご先祖様までお救いできるからです。そうですよね?」 仏は仰せです。「よい質問だ。今言おうと思っていたことだ。 お坊さんでも尼さんでも国王でも皇太子でも大臣でも総理でも キャリアでもノンキャリアでも庶民でも‥要するに 誰であっても、 孝行を行うのであれば、自分を生んでくれたお父さんお母さんから、 遠いご先祖までのため、7月15日の『佛歡喜日。僧自恣日』の日に、 いろんな食べ物飲み物を 盂蘭盆に載せて、 お坊さんたちにお供えすべし。そして、お父さんお母さんが百歳まで生きて 病気もせず苦しむこともないように、また、遠いご先祖様が餓鬼世界の 苦しみから解放され幸福な神様の世界に生まれ変わるように、お願いしなさい」

 仏は親孝行な仏弟子たちに告げられました。
「お父さんお母さんから遠いご先祖までへの供養を、忘れることなく、 つねに頭に入れておくべきである。 毎年7月15日は自分を生んでくれたお父さんお母さん、また 遠いご先祖を憶い、その孝行のため 盂蘭盆を用意し、仏およびお坊さんへのお供えをしなさい。 これが自分を育ててくれたお父さんお母さんへの恩返しである。 仏弟子であれば、この教えを守るべし」
そのとき目連をはじめとした仏弟子たちは、仏が仰せになられたことを 聞いて、大喜びしました。

佛説盂蘭盆經おわり

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