[前] 註 |
まず、ここで紹介する冊子の書誌情報から。
相場信太郎. 『大野の撫斬』, 土筆社, 1935(昭和10)年 [国立国会図書館].非売品みたいです。土筆社というのははじめて聞く名前だったのですが、 所在地が相場信太郎さんの住所と同じでした。 知らないはずだ
(^_^;
話は出羽国河辺郡二井田村支村大野邑(現在の秋田市仁井田大野)に 伝わる「撫斬」伝説の紹介から始まる。この部分は 地元に伝わる撫斬伝説を最もよく伝える資料であると思われるので、 該当部分を次ページ以降で、何ページかに分けて紹介しておくこととしよう。
[Table of Contents]「撫斬」とすべきか「撫で斬り」か「撫斬り」か「なで斬り」か、あるいはイッソ「なでぎり」か、 「撫で切り」はないよな‥などと悩むところではあるのですが、ここでは信太郎氏の表記に 準拠して「撫斬」としています。
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