秋田三十三観音

山王十字路(秋田市)から、21:源正寺へ

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　ある日。2時間ほど、時間がぽっかり空いたことがあったんですよ。 そこで片道1時間、約10km程度で行けるところはないかと選んだのが 21:源正寺です (なんて動機が不純‥ではないですけどね。でも信心が感じられないのは確かです我ながら‥)。 20B:保食神社にお詣りしたとき、こちらをスルーしてしまった心残りもありましたし。 そこで、弟のクロスバイクを勝手に拝借して、ちょっくら行ってみました。

　途中、下北手ののどかな集落までは20:保食神社とまったく同じルートを使います。 ドンキホーテのあたりから南通を抜けて進む、まっすぐな道。そこから 下北手ののどかな集落を抜けて、20B:保食神社に向かう道と分かれる丁字路、そこを 左折します。ただここを直進して道なりに進んでも結局は同じ道に合流しますので、まあ、 どっち行っても問題ないです。 直進の際のデメリットは、途中にひとつ信号があることくらいです。

　そのままずっと道なりに進んでいくのですが、やがて、 ちょっとした山越えというか峠越え区間に入ります。といっても、道路は山をかなり 削って作られてますので、登りというほどの登りではないです。ここを抜けると、 景色がかなり変化する感じです。何というか‥それまで平野だったのが、 山に囲まれた小さな山村、といった感じの景色になるのです。おお、近場なのに なんかスゲーとか思ってる(18C:昌東院でも同じことを思いました)と突き当たり。 そこを右折して、目長崎集落に入ります。 菅江真澄ゆかりの嵯峨勝珍旧宅前を過ぎ、集落をほぼ抜けきったところに源正寺があります。

21番札所、源正寺。 「巡礼記」[URL] だと元正寺の本尊聖観音が21番なんですけど、現行の「秋田霊場」では 本尊ではなく観音堂にある観音様の石像を21番にしているんですね。 たしかにご本尊よりも、庶民が気安くお詣りできるという点では 山門入口すぐの観音堂の石仏のほうが21番に向いてるのは確かですから、 それはそれで十分アリだと思います。 仏像・菩薩像がもつご利益の差‥‥あるかどうかわからないですけど、正直、 私は現状では そういうことにほとんど関心がなくて(^_^;

24C:大悲寺から、24B:古四王堂へ

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　(準備中) (24A:縣城亀甲山四天王寺中心東門院 については、 高清水の歴史という ページに「羽州街道を古四王神社から左に大小路を入り、旭日長者の名残の槻木を過ぎると、亀甲山四天王寺東門院の跡が右にあったそうです。その向かいに「高清水」の泉があり、安置されている観音様に三回合掌するのが決まりとされていたそうです。」とあります。これが確かなら、 「高清水の霊泉」[1] [2]の向かいの、 なんだか鬱蒼としたところ(墓地の一角になるのかな?)が、 24A:東門院跡ということになります。古四王堂も、じつはこっちだったりするんでしょうか。)

( 24B:古四王堂も、24C:大悲寺も、どちらも割と近所ですし、近場をよく通りますから、 巡礼のルートについて、あまり書くことがないんですよね‥ )

24C:大悲寺から、24B:古四王堂へ

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　(準備中) (24A:縣城亀甲山四天王寺中心東門院 については、 高清水の歴史という ページに「羽州街道を古四王神社から左に大小路を入り、旭日長者の名残の槻木を過ぎると、亀甲山四天王寺東門院の跡が右にあったそうです。その向かいに「高清水」の泉があり、安置されている観音様に三回合掌するのが決まりとされていたそうです。」とあります。これが確かなら、 「高清水の霊泉」[1] [2]の向かいの、 なんだか鬱蒼としたところ(墓地の一角になるのかな?)が、 24A:東門院跡ということになります。古四王堂も、じつはこっちだったりするんでしょうか。)

( 24B:古四王堂も、24C:大悲寺も、どちらも割と近所ですし、近場をよく通りますから、 巡礼のルートについて、あまり書くことがないんですよね‥ )

25C:龍泉寺移転関連

「あきた（通巻140号）　1974年（昭和49年）1月1日発行　-全64ページ-」 [URL]のページに、 以下のようにありました:

縁起書によると、この寺院の開祖は、新潟県に生まれた旅の僧で木村密雲海と称し、出羽国庄内の霊山・湯殿山で修業し、その後諸国修験の旅に出て秋田に入り、信仰を広めて明治十七年十月、能代の清助町に湯殿山大日坊出張所を建立した。密雲海は完全な一寺一山を欲して努力したが、むなしくもその願い中途にして逝去した。　この遺志を受け継いだ弟子の竜海は、明治四十年二月、内務省から許可を得て、南秋田郡上新城村にあった廃寺の竜泉寺を能代の清助町に移転させ、大日坊出張所と併合して湯殿山観音院竜泉寺と改称したとなっている。

(今も即身仏で有名な)湯殿山大日坊系の寺院を設立しようとしたが、新規の 寺院設立に対する許可がなかなか出なかった。なので上新城の龍泉寺が廃寺になると いうことでそれを受け継ぐ形にした、ということですね。 この縁起署も いまいち正確ではないみたいですけど、私としてはかなり納得できる話です。 ちなみに 上新城の龍泉寺跡 [URL]、意外と18C:昌東院と近いみたいですね。しまった。 知ってたら、ついでに寄って来たのに‥。 保多野の集落を抜けたときに「お、あっちにも道があるなあ」なんて思ってたんですけど、 まさかその先にあったとは‥。