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[チラシの裏]

紅の流れ星 (1967,日活)

題名 紅の流れ星
作成 日活
監督 舛田利雄
脚本 池上金男, 舛田利雄
出演 渡哲也, 浅丘ルリ子, 杉良太郎, 奥村チヨ, 松尾嘉代, 宍戸錠
公開 1967.10.7



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あらすじ

話は、車の流れがスムーズな首都高から始まる。 バラすな、との指令にもかかわらず 対立する暴力団の組長を暗殺してしまった杉浦ゴロー(渡)。 半年(182.5日)ほどの約束、ほとぼりを醒ますため神戸へ。

 それから一年。ゴローは、あいかわらず神戸に。 弟分も6人くらい。オンナ(ユカリ)もいる。 そしてゴローをピッタリとマークする刑事(藤)も。 それでもゴローは退屈しきってる。東京に帰れば、なんかある。 ‥そう思い続けて、その日をただ待つ日々。

そんな中、東京から商売で来た、いけすかない「上品ぶったマガイ物」の コジマ氏‥は、どうやら海底に沈んでしまったらしい。 そしてようやく白川ケイコさん(浅丘)登場(30分)。 コジマの婚約者(ただし愛なし)という設定。コジマの足跡を追って、 すぐにゴローにたどり着く。

「ごめんください」「誰もいねえよ」(略) 「あなたは?」「俺か? 俺は数には入らねえんだ。そういうことになってる。 だから泥棒したっていいんだぜ。俺は、いねえよ」
東京から来た大卒のお嬢さんに、すぐ夢中になるゴロー。 コジマの手がかりをうんたら‥と、ケイコをつれ回す。

東京に帰りたいゴローに対し、ケイコが言う。

「東京って、つまんない。見せかけばっかりで、中身はカラッポで。」 「そりゃ俺がいねえからだよ。俺は中身が濃いんだ」
言ってみたいなその台詞! そして夜。ケイコを口説くゴロー。このシーンはいいですね。

‥‥しかしその時、ゴローをつけ狙う、おなじみの男の姿が。 そしてその男の存在にいちはやく気付いたのが、 ゴローの弟分・キー坊(杉)とコッコ(奥村)のペアであった。 翌朝、アニキのため、先に男(宍戸)を捕らえたのはよかったけど。

「ゴローはもう生きちゃいられねえよ。 俺がやんなきゃ、次のヤツが来る。 そいつがやんなきゃ、また次のヤツが来る。 ゴローはもう、そういう運命に落ち込んでるんだ。 だから俺がやってやる。‥(略)‥ 俺は人間じゃねえ。 俺はカネで動く、人殺しの機械だ。そこがお前らと違うところだ」
なんて言われて動揺してるうち、キー坊は逆に殺られてしまう(60分)。

そしてコジマの死も確定。その直後もゴローはケイコを口説く。やるやる。 ケイコを口説き落とした? と思ったあたりで届く、キー坊の死亡情報。 ゴローの顔がまるで「無頼」になってる(^_^; そしてついにケイコを口説き落としたその夜、しかしゴローは、 あれだけ寝たい寝たい言ってたゴローは、 ケイコと寝ることより弟分の復讐を選ぶのだった‥。 渡と宍戸の殴り合い。ここで男が語る真実。ゴローが東京で所属していた組は、 敵対していた、ゴローが親分をバラしてしまった組と手を結んだこと。 そして、そのためゴローが邪魔になったので消すことになったこと。 ゴローはキー坊の復讐を果たすが、これでついに晴れて警察に追われる身に。

ゴローは密航船でマニラに逃亡することに。ユカリと二人で、という話だけど、 でもやっぱ、行くならルリ子ちゃん、いや、ケイコとだよね。 ケイコを見つけるなり、一緒にマニラに行かないかと誘うゴロー。 ‥お?なんか一緒に密航する流れになってる? かと思いきや。かけつける警察たち。

「あたし、行けないの。行かないのよ、あたし。‥(略)‥ あたしって、バカね。あなたを愛してしまいそうなの。 そんなことできるはずないって思ってたのに。そしたら怖くなったの。 それで‥」「それで?」「電話したわ。警察へ。‥聞こえるでしょう、 もうすぐ来るわ。」「もう一度、もう一度言ってくれ。俺のこと、 好きになったんじゃなかったのか」「言ったでしょう。男と女は違うのよ。 好きよ。死ぬほど好きなんだけど、一緒に暮らすなんて、たまらないわ」 「たまらない‥」「警察が来るのよ、逃げないの? 今ならまだ間に合うわ。 ‥早く逃げたら」 「おめえに裏切られたんじゃ、もう仕舞いだな。俺はもう逃げんのは止めたよ。 ‥あばよ。いつかいい男を見つけたら、早いこと寝るんだぜ」


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つぶやき

  • すごく、いいッスね。渡の喋るセリフの一つ一つが、なんか、 いいなー、と思います。日常で咄嗟に ああいうセリフが出る男になりたいものだ、と 思うんですけどね。「俺は数に入らねえんだ」「俺か? 俺もサイテーだよ」の セリフくらいかな。咄嗟に使えたの。
  • 石原裕次郎主演「赤い波止場」のリメイク。‥ということは後で知りました。 どっちも見てて、どっちも神戸が舞台で、東京への望郷の念を抱えていて、 白いスーツを着てる、という共通点があることも知ってましたけど、でも、 リメイクというのは言われるまで気づきませんでした(^_^; まあ、展開の違いとか、二郎と五郎のキャラの違いとか、ありますからね。 とくにキャラの違いはねー。やっぱ、裕ちゃん主演でこれは無理だよなー。 個人的にはやっぱ、こちらの五郎の方が好きです。
  • しかし浅丘さんは幅広いなー。大卒インテリ風な東京のお嬢様風な femme fatale に、 ちゃんと、なってますね。すごいなー。(といいつつ「大卒インテリ風な 東京のお嬢様」というのは私にとってはイマイチ妄想上の産物の域を出ない 感じですので、本物がどんな感じなのかというのはよくわかりませんが‥)
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