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私がお詣りしたときはもう時刻が遅くて、 写真を撮るには暗すぎでした。この写真もオリジナルのものは一面黒くて 何が何だかわからないやつを、無理無理と輝度を上げた(使ってるソフトで 輝度を最大にした)ものです。
1934(昭和9)年建立。秋田市の金照寺山三十三観音 [URL]が昭和11〜12年建立なので、ほぼ同時期ですね。 1934年といえば。その頃の日本は 1931(昭和6)年に満州事変、1933(昭和8)年に国際連盟脱退、 1937(昭和12)年に日中戦争開始、1941(昭和16)年に真珠湾攻撃‥と、 無謀な戦争の時代に突進していく そんな時代です。ですから人々のあいだには 神様仏様に対する需要は非常に高かったと思われますし、全国的に「観音様ブーム」な 状況だったようです[参考。このへん?]。 その流れに乗るかたちで建立されたんでしょうね。
瑞巌寺(松島海岸)の山門を入ってすぐ右折する方の 参道?遊歩道?を道なりに進むと、三十三観音の前に出ます。 立札を見ると完全な「ミニ西国三十三」なんですけど、 石仏そのものには「西国三十三」との直接的な関係を示す何かを見つけることはできず、 石仏作成時点でそこまでの意識があったのかはよくわかりません。 でも観音様の種類(?)を「西国三十三」に合わせてある、ってのは そういうことなのかな?[*1]
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