概説カーマスートラ

5-2他妻親近篇/昵懇と愛を得ること

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「ともだち」からはじめよう

学者たちによると「少女に会うときは直接に話をすすめた方がよいが、 相手が人妻のときには直接会って話をすすめるよりも、 媒介者をたてた方がよい」そうですけど、 ヴァーツヤーヤナは「相手が人妻であった場合でも、 直接に相手と会ったほうがよく、それがかなわないときだけ、 媒介人をたてるべし」と説いていますので、本書では、こちらの 説に沿った解説をしていきたいと思います。

　直接に相手を口説く場合は、 事前に相手と親しくなっておく必要が、当然、あります。

　相手と会うパターンには 偶然に・計画的にというふたつのパターンがありますが、 いずれにせよ、その場に遭遇した場合には、 以下のような行動を、すこしでも多く、おこなうべきです。

1. 相手が視野に入っているときは相手を見つめながら、 髪を結んだり、アクセサリーを鳴らしたりする。
2. 友達と一緒のときは「友達がさー」といった感じで、 他の女の話をする。
3. ..
4. (意味ありげに)片方の眉をあげてみる。
5. ..
6. 相手の話に聞き入ってみせる。
7. 相手の傍に子供がいたら、その子に、 聞きかたによっては自分の恋の話ともとれるような、 お話をしてあげる。
8. ..
9. 子供がいたら抱きかかえて、女人にするかのような ちゅー(キス)をしてみせる。
10. キンマの葉を口に含んで 子供に口移しする。

さらに、

• 相手の膝の上に幼児がいたら、あやしてやる
• その幼児にオモチャなどをやる

... と、こーいうことをしながら、相手に接近してお話するのも 有効な手段と思われます。

また、

• その女と会う機会がある人と仲よくなって、 いっしょに仕事でもはじめる。
• 仕事を口実にして、その女のところにマメに顔を出す。

といった方法も有効であると考えられます。(うーむ。そこまで..)

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親密の度合をすこしずつ増やしていく

... そのうち。