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嵐を呼ぶ男 (1957)




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あらすじ

「福島慎介とシックスジョーカーズ」の売れっ子ドラマーである チャーリー桜田(笈田)が引き抜かれたところから話が始まります。 あわてたマネージャーのミヤコ(北原)は、その直前たまたま売り込みに 来ていた国分正一(石原)をチャーリーの後釜に大抜擢します。

国分はミヤコのもとで猛練習を積み、ドラムの腕をあげていきます。 さらに野心に燃える国分は、実力だけじゃなくて人気も必要だ! ということで あやしいジャズ評論家の左京(金子)と取引をします。左京がミヤコに気があることを知り、 その手助けをするから俺を売り出してくれ、と。

左京はすぐに行動に出ます。テレビ番組で国分とチャーリー桜田にドラム合戦を やらすといいんじゃね? 発言をして、イッキにそういう話にしてしまいます。

そしてドラム合戦前夜。チャーリーのオンナ(白木)に手を出した出さないで チャーリー一派と諍いになった国分は、左手をケガしてしまいます。がーん。

ということで。いよいよドラム合戦です。あの、よく見るシーンですよね。 ドラム合戦の途中で左手が痛くてドラム叩けなくなった国分が、苦し紛れに歌い出すやつ。

♪おいらはドラマー、ヤクザなドラマー。おいらが怒れば嵐を呼ぶぜ! ‥

ドラム合戦なのにドラム叩かずに歌って勝利?! ‥とも思いますけど、まあ、 こういう世界は結局のところ売れたモン勝ちですからね。人気出た人が勝ちということで。

そしてさらに左京はチャーリーに追い打ちをかけます。 国分の左手のケガが、ドラム合戦前夜のチャーリー一派の襲撃によるものであるとテレビで言ってしまうのです。 これでチャーリーは完全に人気を失い、かわりに国分がトップスターとなるのです! ここまで全100分のうち55分くらい。物語全体の半分ちょっと過ぎたあたりですね。

こうしてトップスターに登りつめた国分ですけど。 マネージャーのミヤコに恋愛感情を持つようになり、またミヤコも 「身近にいる男性をまず好きになってしまう」タイプらしく、 国分に恋愛感情を持ってしまってます。やべえ。左京との約束はどうなる??

そしてまた。国分にはそれ以外の悩みどころもありました。家族関係です。 というか母親です。国分は、母親にとにかく嫌われていて、 それは国分がトップスターになったのちも全然変わりません。 それには理由があって、 国分には音楽家をめざすマジメな弟(青山)がいるんですけど、 そんなマジメな弟が音楽なんて道に入ったのも兄の正一のせいだ! と 恨んでいるのも大きいんでしょう。

その弟が「新人リサイタル」とかいうやつに出ることになるんですけど。 その件で左京から圧力をかけられ、 左京との約束を守るべくミヤコの元を飛び出したのち、さらにまた 母親に詰られて 飲んだくれて潰れてる国分。を、 例のチャーリーのオンナが見つけて部屋で介抱してたら、あれ? いつのまにかチャーリーのオンナじゃなくて、 チャーリーを引き抜いたプロダクションの持永社長のオンナになってるじゃん。 そして持永社長に、国分がオンナの部屋にいるとこ見つかっちゃったよ! お? しかもそこには、結局ミヤコに振られちゃった左京や、そして チャーリーもいるよ! 国分に恨みがある人らが勢揃い!

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つぶやき

  • んー。前半のドラム合戦までは非常に良いと思うんですけどね。ドラム合戦の後の展開が、 正直タルいです。
  • 最後は強引に「母親との和解」で終わってますけど。ちょっと強引すぎないか? というより、 それで終わるんだったらお母さんのことはもっとちゃんと描かないとダメなんじゃね?? 何故に母親がそこまで息子を嫌うのかはもっとちゃんと説明してもらわないと‥ とも思いますけど、どうなんでしょう。
  • てゆーか、音楽とかリズムとかを前面に出してる爽快系娯楽映画なんだから、 ストーリーはもっと軽めにしてスカッと終わらせた方が良かった気がします。ありきたりですけど。 なんか最後、国分は右手つぶされてもうドラム叩けない感じになってましたよね。それって 単純な音楽映画としては後味が悪すぎですよね。
  • 裕ちゃんが格好いいか悪いのか。‥まあ人ごとに感じ方は違うのは確かですけど。 テレビ時代以前て、役者の顔アップはあまり多くないですよね。 だから今のような顔面至上主義的なのとは違って、全身を映したときに格好よく見える、 手足が長くてスラリとした人のほうが好まれるというのはあったんじゃないですかね。 そういう点からすると裕ちゃんはかなりカッケーと思いますよ。
  • ミヤコ役の北原さん、やたら腰に手をあてるポーズ取るんですけど。 これはモデルとされる渡辺美佐さんのクセなんですかね?

監督:井上梅次
出演者:石原裕次郎、 北原三枝、 岡田真澄、 芦川いづみ
収録時間:100分
レンタル開始日:2004-08-06

Story
石原裕次郎を一躍国民的スターにした大ヒット作。美しい兄弟愛を中心に裕次郎が唄って暴れてぐっと泣かせる。笈田敏夫と演ずるドラム合戦は見る者を魅了する、スケールが大きい充実した娯楽大作。 (詳細はこちら


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