国立国会図書館が保存・公開している 愚勧住信(1257)『私聚百因縁集』。この章(品)単位の『しおり』があると便利かなー」なんて思って 作成してみた「しおり」です。
また、国文学研究資料館が公開している愚勧住信(1257)『私聚百因縁集』の刊本(国会図書館と同版ぽい) の対応部分も [NIJL] として追加してみました。
現状、全部で9巻あるうちの4巻分だけです。将来的な増広の予定は‥‥あるような、ないような‥
[Table of Contents]十王の記述については、関連文献に [ 仏説地蔵菩薩発心因縁十王経 (12世紀?) ] があります。 『私聚百因縁集』は13世紀なので、それよりちょっと時代が後ですね。
ちょっと気になるのは『地蔵十王経』では 9:都市王 の本地が阿閦仏であったのが 勢至菩薩に変更されている点です。「阿弥陀三尊」との絡みを考えると、勢至菩薩のほうが 都合がよいのはわかるんですけど。『地蔵十王経』が間違っていたのか、あるいは 最初は阿閦仏だったのが勢至菩薩に変更されたのか。‥そのへんのことは不明です。