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[チラシの裏]

奥村倫弘(2010)『ヤフー・トピックスの作り方』

著 奥村倫弘
年 2010
表題 ヤフー・トピックスの作り方
シリーズ 光文社新書454
発行 光文社



読んだ後、ネタとして使えそうなところもあるなあ と思いましたので、 とりあえず(私が使うかもしれない視点からの)概要をまとめてここに出しておきます。 (概要をまとめて よく見えるところに出しておかないと、読んだ内容も、これを読んだことさえ 肝心なときに思い出さないことがありますので‥) 完全に自分用のメモで、まさに「チラシの裏」ですね!(^_^;

[Table of Contents]

概要

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1.トピックスの作り方

Yahoo!トピックスのキモは「関連サイト」。ニュースの経緯や背景など(p.55)。 このへんでセンスが問われる。 リンクには小見出しをつけて「なぜそのリンクがあるのか」を示す(p.41)

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2.13文字の作り方

「13文字という文字数は、 目を動かさずに見出しが読めるという大きなメリットがある」(p.73)。 (京大大学院に「一度に知覚される範囲は9〜13文字」という研究があるらしい。) 13文字だと、主題が明確になる(p.74)。長くなるとともに、フォーカスがぼやける(p.82)。 なお固有名詞を伏せてクリックを誘発する手法について 「リンク先で得られる満足度が低いことを情報の伝え手自身が確信しているということ」(p.79)。

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3.コソボは独立しなかった

コソボ独立のニュースのクリック率はきわめて低い。つか、国際ニュースは たぶん新聞でも読まれていない。 「いわゆる硬いニュースは、いつもこれくらい読まれないものなのです」(p.104)。 Yahoo! トピックスの、ジャンル別閲覧者数シェア(2009/11)(p.106):

エンタメ 25% / スポーツ 24% / 国内 15% / 地域 15% / 経済 9% / 海外 5% / サイエンス 3% / コンピュータ 2%
月ごとにバラつきはあるが、上位3ジャンルで60%超というのが普通。

 新聞との違い。紙面構成。たとえば沖縄・普天間の記事。 琉球新報では一面テレビ面ぶち抜き・9段抜き見出しという超特例構成(p.112)。 これで記事の価値の大きさを伝える。Yahoo!トピックスだと他と同じ13文字という こともあって、アクセス数はいまいち。新聞の一面ブチ抜きのアピール度 (「リコメンデーション機能」p.166)はすごいが、 実はそんなに読まれてない? 「新聞の事情をよく知る毎日新聞社元常務取締役の 河内孝さんも「結局、読者は自分の関心領域か、せいぜい、その周辺にしか 目がいかないものである」と 断言しています」(p.117) しかし閲覧数で測れない価値のある記事。 他方、ネットのニュースのビジネスは広告ベース‥

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4.既存メディア、ネットメディアとの関係

ネット時代になって「ニュース」の幅は広がった。おもしろ写真もニュースだよ(p.131)。 それと広告ベースのビジネスという問題。 記事の品質劣化、低コストでアクセス数をかせぐことが重視される。 他方では「ジャンクフード・コンテンツの方が、 伝統的なニュースよりも読まれる傾向にある」(p.143)。 最近はTwitterなどを経由して、ニュースの方からこちらにやってくる感じに なってきているが、その真偽の判定は難しいかも。あと 「自分に関心のある範囲に収まったニュースしか集まってこない」(p.182)ことの デメリットも。興味関心が広がっていかない。

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5.トピックスに載るニュース載らないニュース

やっぱ中身が充実してないと‥的な?

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つぶやき

  • カテゴリごとの記事のクリック数についての話はグッと来ますね。 マジメな記事は読まれない。何となく そうだろうな、とは思ってましたけど、 たぶん、その読まれなさは想像以上、 本当にビックリするほど読まれない感じ(^_^;
  • あと見出し13文字の妙というのも、なるほどと感心しました

関連(?)情報

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