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[チラシの裏]

怪奇診察室 (1) (恐怖の館コミック)

作 犬木加奈子
シリーズ 恐怖の館コミック
発行 リイド社
発行日 1994/04/15



  1. カルテ1 恋患い // 恐怖の館DX vol.6
    「先生--- わたし胸が苦しくてたまらないんです」 どうも「理想の恋人」を自分の頭の中で作ってしまってたらしい。 --- という、このへんは普通の展開なんだけど、 その後「苦しいはずだわ。だって彼ったら、こんなところにいたんですもの」 胸をはだけると、左胸が大きくふくれている!! 「こうして彼のことを思うと.. ぐえっ!! む胸が 胸が苦しい!」 (^o^; そこで急いで胸のレントゲンを撮ってみると、なんと! 心臓に胎児のような影が!! (絶句) で、最後にこの「彼」がエイリアンさながらに少女の胸を突き破って 生まれてくるんだわ。その「彼」を見た少女の反応がいい。 「現実はいつもこう ただ醜いだけ。だからもう一度わたしの中に 戻って。わたしの心の中だけに生きていて」と言って、 ぎゃあああああと叫ぶ「彼」を頭から食っちゃうんだ。これには、 さすがの神輪センセイも「うわっ」としか言えないほど (^_^;
  2. カルテ2 呪いの回線 // 恐怖の館DX vol.7
    受験ノイローゼぎみの少女が、友達に「呪いの電話」をかけていた。ら、 最後には自分のところに「呪いの電話」がかかってきて、自殺しちゃう。
  3. カルテ3 いばら姫 // 恐怖の館DX vol.8
    娘が目当てで母親と再婚したというロリコン親父に「性的虐待」を 受け続けた少女の話。少女マンガでそれをやるとは!! というのが 驚きだったりするんだけど、前編を読んでみると、これがまた... 妙にオーソドックスな少女マンガになってる!! すごい (^o^)

    内容なんだけど、その少女は性的虐待をずっと受け続けたせいで、 人間不信で没交渉的になっちゃって、彼女が心を許すのは バラの花だけになっちゃったと。その結果、バラの花も彼女に 好意を抱いたらしい。その結果、バラの温室で少女が性的虐待を 受けそうになったとき、温室のバラたちが... という話。

    この時期の犬木先生はけっこう古風な絵柄をまだキープしていた こともあって、かなりいい話になってますね。 最後の美しくはかなげな終り方もグーでした:)

  4. カルテ4 早過ぎた転生 // 恐怖の館DX vol.9-10
    かの有名な「パガパドギータ聖典」が引用されている話。 水の事故で植物人間になっちゃって16年もたつ少女がいるんだけど、 じつはその少女はすでに転生済みで、その娘もすでに16歳になってた、と。 その事実が明らかになったとたん、植物人間の少女が灰? になってしまう。 そのときに「パガパドギータ」からの引用が出てくる。 このとき、手塚治虫をモデルにしたとしか思えない植物人間少女の担当医師が 「そんな馬鹿な」と、読者の気持ちを代弁するような発言をしてしまうのが 印象的 (^o^;
  5. カルテ5 運命の恋人 // 恐怖の館DX vol.14
    他人の「運命の恋人」を強引に自分の「運命の恋人」にした途端、 その恋人が死んじゃって... という、半分猟奇な、でも実は 単なるノイローゼかもしれない、という犬木先生らしい持っていきかた。
  6. カルテ6 悪夢の教室 // 恐怖の館DX vol.4
    イジメッ子が、自殺未遂をされて遅まきながら良心にめざめ、 今までのイジメの記憶に悩む。こーいうネタは犬木先生は強い (^o^)
  7. ホラーマンガ家はこうして創られる
    (たぶん)描きおろし2ページ。世間の人達は「犬木加奈子」に対して どういうイメージを持っていたか、について。「あれ?! 机の上に ローソクがないぞ???」と驚かれたとか :)
[1998]

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