竹内彩夏という選手がヒロイン役で、彼女の練習生からプロデビューまでが 描かれている。途中で入団してくるSATOという女の子が 入団するときの眼のキラキラさがどうしても忘れられないです。 彼女が実際にどれくらい所属していたのかはわからないですけど、 この作品見てるかぎりでは そんなに長くいた感じはないんですよね。 「プロレススーパースター列伝」とかで、入門直後の馬場とか猪木とかが とにかくスクワットを延々とやらされて床に汗の水たまりができたとか、 そういう感じのエピソードを知らなかったんでしょうか。 でも竹内選手がスパーリングでシゴかれるのを見て、たとえこの 基礎トレーニング地獄を抜けたとしてもその先にまだまだ地獄ばっかり 見えてしまう状況では、やっぱ無理、現実はそんなに簡単じゃないのかと 思ってしまっても仕方ないかもしれないですけどね。 でも、せっかくプロデビューして幸せいっぱいだったはずの竹内選手、 この作品の公開後の2001年に引退しちゃったみたいですからね。 鬼のようなシゴキに耐えてようやくプロデビューしても、 そこから先も大変なんでしょうね。というか、お客さんのシビアな視線に さらされる訳で、実のところそこからが本当の闘いなんでしょうけど。
でも竹内選手の「プロテスト」って、かなり厳しい感じでしたよね。 前に、テレビでセンダイガールズ(仙女)の一期生たちのプロテストのシーンを見たときは、 これほどの印象はなかったですけどね。仙台のときは人生社長もいたからかな? 女のひとだけだとキツくなっちゃうのかな?‥なんて思ったりしましたけど。
里村選手が、若い! そして、なんか鬼のようだ‥。 竹内とのスパーリングで「相手が私だから良かったよ。他の人なら、殺されてるよ」 (うろおぼえ)と言ってるシーンに、ついつい「いやいやいや」とツッコミを 入れてしまいそうになりました。