春。 いちおう雪は融けたものの、まだまだ肌寒いある日のことです。
雷鳴とどろく、ある嵐の夜。 牧場を経営する母子(民子(倍賞)、武(吉岡))のところに、 一人の男(高倉)が訪ねてきてこう言います。 道に迷ってしまった、牛小屋でもいいから 今夜一晩泊めてくれ、と。 ‥気味悪いなあ‥と思いながらも、 母子は一夜の宿を提供することになります。 そして翌朝。男は牧場を去っていくんですけど‥
やがて短い夏が来て。
‥お? 男が、戻って来たよ?? 戻って来た男は言うのです。 しばらくここで働かせてほしい、と。
民子は「学生アルバイトだったら喜んで手伝って もらうんだけど」‥と、迷いながらも 雇い入れることとするのでした。なお民子については、 働き者だった旦那(セイジさん) が亡くなって2年たち、これまで何とか (親戚の反対を押し切って) 一人で牧場を切り盛りしていたものの、 でもやっぱり一人での牧場経営はキツすぎるなあ‥ という感じではあるようです。なので 男のことを「あやしい」とは思いながら、それでも 危険を承知で 雇い入れたくなる状況ではあったようです。
男の名前はタジマコウサク。 最初は「気味悪い」とか「おっかない」とか 言われていたタジマでしたけど、 牧場の仕事の経験があったみたいで すぐに馴染んできます。‥というか、 やっぱり「なんでこんな人が、こんなところで?」 という話になってくるんですけど。 当のタジマはその件については 何も言いません。 このへんで一時間経過。
やがて、秋。
タジマは、もうすっかり牧場に不可欠な一員として 頼りにされちゃってるようです。当然ですけどね。
そんな中、タジマの兄らしき人が現れて、 タジマに好物のコーヒーなど、いろいろ 差し入れてくれてすぐ立ち去るんですけど。 この兄弟の会話から、タジマがどうやら 何かの事件の容疑者だったらしいこと、そして 現在も逃走中らしきことが語られます。 ‥健さん的には 網走番外地前というか、 黄色いハンカチ前というか、 そういう感じですね。
‥と、そんな中で やって来た草競馬大会の日。
タジマはそれに出場して、
ユカ号に乗って見事優勝を飾ります。
民子武志の母子は大喜びですけど。
‥というか、民子武志とタジマが三人でいるのを
見ると、もう普通に家族連れにしか
見えなくなってますね(^_^)
しかし。 その後、タジマに声をかけてきた人たちが タジマの心を暗くしてしまいます。
「あんた、タジマさんじゃないかね?」‥まあ、まだ警察の人たちも、 彼が指名手配犯に似てるなあ‥といった程度の 感触しか得てないみたいですけど。 でもたぶん逮捕は時間の問題でしょう。
「いいえ、ちがいます」
「函館のタジマさんじゃないか?」
どうするタジマ?!
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