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よいこのための シャンカラさま ものがたり

シャンカラ様は8世紀頃の方です。
 固有名詞など、かなりいーかげんに表記していますが、すこしずつ訂正していく予定です。 ‥と、1996年に書いてましたが、なんか一度も訂正せず放置してます(^_^;

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すべて を ごぞんじ の かた の いす

インドでは、カシミールは最も重要な場所のひとつとされています。 なぜなら、そこにはサラダーの女神様がおられる場所とされているからです。 その土地には、サラダーの女神をおまつりしている、四つの門を備えた寺院が ありました。その中には「すべてをご存じの方のイス」があります。 そのイスにすわれるのは「すべてをご存じの方」だけで、そこに行くための 入口は、それ以外の者たちには閉ざされているのでした。 その時までで、すでに東、西、北からここにやって来て、 「すべてをご存じの方」かどうかを確かめるためのテストに合格して、 その方角にある門を開けた大学者がすでにいたのですが、 まだ南から来て門を開けた者はいませんでしたので、 南門は一度も開けられたことがありませんでした。 シャンカラ様はこのことをお聞きになり、南門から入ろうとお考えになって、 その寺院にお向かいになりました。シャンカラ様が門の前で立ち止まると、 たくさんの学者たちがシャンカラ様をテストするために集まってきました。 シャンカラ様は皆を満足させ、黙らせました。 皆は門を開けて、パドマパーダをつれて寺院に入られました。 シャンカラ様がイスに座ろうとなさいますと、その場所の神様である サラスヴァティーの女神の声がしました。

「汝がすべてを知る者であることは事実として受け入れられた。だが、 そのイスにすわるためには、すべてを知っているだけでは不十分である。 生まれてからこのかた、絶対的な純潔を保っていなければならないのだが」
この言葉に対し、シャンカラ様はお答えになりました。
「生まれてからこのかた、私は罪悪を犯したことは一度もない。よって 私は純潔を保っている」
この言葉を聞いて女神は満足なさり、シャンカラ様はイスにすわることを 許されました。

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