The 33 Kannons of Kubota (Akita City) and "Fuda-uchi".
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Some people make pilgrimage and stick the slips of paper to the 33 Kannons in Kinshoji-yama in Akita City, as the substitution for the pilgrimage of the 33 Kannons of Kubota.
秋田市楢山の金照寺山(きんしょうじやま)にある 三十三観音[URL]を お詣りするなどの代替手段(?)も用意されているようです。
秋田市内には「秋田六郡三十三番観音霊場」と「久保田三十三番札所」のほか、 楢山の金照寺山、西来院(寺内)、勝平寺(割山)、天龍寺(新屋)、珠林寺(下浜) などに三十三番霊場がある。 (『秋田市史 第16巻 民俗編』, 2003(H15), p.555)なかでも、秋田市楢山の 金照寺山(きんしょうじやま) にある三十三番の観音像は、 久保田三十三番札所巡礼をできなかった人がかわりに巡礼する場所としての位置づけを 担っているみたいです。
金照寺山以外の三十三観音: 勝平寺(割山) / 珠林寺(下浜)
「おっさんのひとりしゃべ。// 雲祥院住職のひとりごと。」というブログの 2009.1.24付の記事[ここ]に よれば、秋田市飯島にある雲祥院さんには、檀家さんの追善供養の一環として 独自に「札打ち」と呼ばれる行事があるようです。
一月十六日正午から雲祥院本堂にて札打ちが行なわれました。‥(中略)‥ その後昨年亡くなられた方がたの供養の為の法要でした。お経を読み三十余名の戒名を読み上げ、その後西国三十三番札所御詠歌を参拝者全員で唱え法要が終わりました。 その後昨年亡くなられた方の御家族の供養のお斎を頂きました。‥(後略)たしかに 御詠歌は練習した方がいいと思います。思ってるんですけど、 実際、練習しないですけどね。ムチャクチャな独自の節でやっちゃいますけどね‥
(^_^;
西来院[*]のブログ 「大きな小住」の2010/1/16付記事「観音法要」[*]によれば、 西来院さんでは一月十六日に観音様の法要を行っているようです。
一月十六日の夜明けと共に札打ちが終わると、正午からは本堂に観音様を遷座し法要を行う。 ‥(略)‥ 「妙法蓮華経観世音菩薩普門品」というお経を読み、供養の施主お一人お一人の名前を 読み上げる。退堂する導師を皆さんが合掌で送ってくださる。西来院檀家さんの信心は篤い。 供養が終わり、参詣者全員で昼食をいただく。「夜明けとともに札打が終わると、正午から法要」‥具体的なことは不明ですが、おそらく 西来院の三十三観音(私は未参詣)を巡礼して‥ということだろうと勝手に思っています。 なぜなら、久保田三十三を廻った後に 正午の法要というのは私にはキツいなあ と思いますので、 きっと他の人たちもそうだろうと勝手に考えてしまうからです(軟弱?)。 西来院さんは自前で三十三観音をお祀りしてますので、その強みを発揮しない手はないよな、 とも思いますし。
昨今は、昔とくらべると自動車参詣が一般的になり、たぶん徒歩で廻った昔よりも だいぶラクに久保田三十三の巡礼ができるようになったのは確かだと思いますけど。 極寒の季節の深夜にほぼ夜通しで、しかも頻繁に車を乗車したり降車したりの繰り返し、 夜通しでとにかく寒くてしょーがないというのはやはりかなりキツくて、いわゆる 「誰が いつ どうやって見ても、お年寄り」な方がたにはお勧めしかねるものがあります。 そういう点では、このような檀家さん向けのサービスというのは大事だと思います。 純粋に「伝統行事を伝える」という点ではアレですけど‥
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