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札所(守氏控書) |
札所(異説) |
Link |
25 |
利府村 船置山 |
船置山天照寺 |
[1]
[2] |
浮き遠きえつかめ島の山となり 浮て見ゆるは里のうら波 /
天祥寺はもともと1208(承元2)年「亀島太白山加瀬寺」と号して建立(利府村史1963, p.664)という
ことで、ご詠歌の「かめ島」と一致します。[1] の(2)にある「正観音像と仏舎利を安置するお堂」、
まさにこれじゃないかと思います。 (利府町加瀬) |
26 |
松島村 観世音 |
三聖堂観世音 |
[1] |
ありがたやかみ松島のくわんぜおん のき端の梅にみかげうつらん |
27 | 松島村幡谷 鳩ノ峯 |
鳩の峰八幡宮 |
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朝日さし夕日かがやく鳩の峰 つかれていそぐ秋の夕暮 /
上幡谷八幡社は「昔は現在の場所から西方約500メートルほどの徳蔵寺の境内近くにあった」、
徳蔵寺(本尊は地蔵菩薩)は明治維新のとき「廃寺となり、一切を小谷西光院に引継いだ」という
感じのようです。
「現在」というのは
この八幡神社 [URL]で良いんでしょうか。すると
元々はこのへん [GoogleMap]ということ??
というか、Googleマップを見ると 八幡神社の割と近くに「八幡宮」の存在が確認できるんですけど、
そっちが本命だったりするんでしょうか。よくわかりません。
さらに、
この近くにある 小ヶ谷観音(1906(明治36)年の火災後に再建。本尊は現存せず)との関係も不明です。
(『松島町誌(第二版)』,1973. pp.510--513.)
(松島町幡谷)
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28 | 松島村竹谷 しけみ山 |
茂見山 |
[Map] |
しけみ山花のこつえに春来れば 秋はもみぢの錦おり袖 /
「封内風土記」(1772(明和9)年)の竹谷邑の項には「仏宇凡二。弥勒堂。在号繁見山地。」
(『松島町誌(第二版)』,1973. p.696)とあります。繁見山にあったのは弥勒堂‥。ですけど
「観音堂所在地は松島町竹谷字弥勒堂地内で猪里沢地域の人たちは「お弥勒様」と呼んでいるが
これが、しげみ山観音である」「観音堂の東面の山が、しげみ山で、黒森沢に続く」
(岩本隆(1995)『松島町郷土史夜話』宝文堂. pp.169-170.)だそうですので、どうやら
弥勒堂を目指せばOKのようです。
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29 |
利府村春日 神明堂 |
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八重一重げに九重の春日山 旅人いそぐ花坂の宮 /
前半は「八重一重げに九重の春の空」(能「田村」)が元ネタ? 桜・春日山・宮‥
多賀城の北宮と言われる春日神社?と、とりあえず推定しておきます。桜もあるみたいですし
[URL]。
ただ春日神社に神明堂は現存してないようですが‥。
あるいは大明山春照寺(浄土宗; 1898(明治31)年に焼失、廃寺; 街道をはさんで春日神社の向かい側あたり?; 利府村史1963, p.672)でしょうか。
でもこちらにも神明堂に相当するものはなさそうですけど。
(利府町春日) |