たぶん1995年頃に、ちょっと書きかけて止めてしまった「概説カーマスートラ」なる文書。 それを、ハードディスクを整理してたら発掘しました。せっかくなので中身にはほとんど手をつけず、 タグなどをちょっと調整した程度で公開してみます。 (なので「準備中」となっていても、今後の作業再開は、たぶん ないです‥)
別途「カーマスートラ」というページもありますので、 もっと詳しく見てみたい‥という方はそちらをどうぞ。
[前] 3-3少女親近篇/幼時より少女の心を得ること |
女が自分に気があるらしいことがわかったら、男は巧みな手段で接近していく べきである。
まず、いろいろな方法をつかって相手に自分の気持ちを示すことから始める。 このためには、何かにつけて相手に触るようにする。しかし当然ながら、 これらの行為は相手の感情を刺激しないようにおこなう必要がある。
女に対し、ひそかに「話したいことがあるんだ」と言って、もし相手が来たら、 次の章で述べる方法で相手の心を観察する。そこで相手が自分に心を寄せている ことを知ったときは、病気を口実にして相手を家に呼び出して自分の心を伝える。 また男は夜会などを開いて、さらに女と会う機会を増やす。 ここで、 たとえ相手を想う気持ちがあったとしても、気が弱くて相手に対する大胆な 躍進をはかれないようでは成功はおぼつかない、とゴータカムカは述べている。 躍進をくりかえした後で「いける」と思ったら、ガーンダルバ婚1 の準備をする。
ふつうは、暗いところでは、女はすこし大胆になって性欲も増しているため、 男が近づいても嫌がらない。だから、こういった時に接近していくべきだ。 しかし、どうしても媒介者を立てねばならないようなときは、 乳母とか友人を遣って女を呼び出す。ただし友人らは男の気持ちを知っていた 場合でも、それを女に言ってはいけない。
祭祀・結婚式の時など、男は女が独りでいるときを狙って、接近していくべき である。なぜなら、ヴァーツヤーヤナによると、男に好意を示した女であれば、 時と場所に問題がなければ、決して逃げていくことはないからである。
以上が媒介者なしに男が女に接近していく方法についての記述である。
[Table of Contents]今までとは逆に、才能はあれど身分が低い、身分は高いが金がない、などの 女性は自分の方から夫を見つける必要があります。 なるべく相手は元気で才知あふるる美青年が望ましいですね (^_^;
さて、無事に相手も見つかり、さらに相手が自分に気があると判断したら、 さきに「少女に接近する方法」で述べたのと同じ方法で男に接しなければ なりません。
また、ちょっと下品な話題ですが、 もし「したい」と思ったときでも、無理に相手に迫ってはいけません。 せっかくの美しさが台無しになってしまいますゆえ。
やがて相手が迫ってきたら、 「やむを得ず」といった風情を装って受け入れましょう。 でも、秘密の場所は、あなたの最終兵器。 結婚が決まるまでは出し惜しみするのがよいでしょう。
ただし相手が自分を愛していて、決して裏切ることはないだろう、 結婚は確実だ、と判断したら急いで結婚のゴールを目指しましょう。 結婚のゴールとは、すなわち、結ばれることです (*^_^*)
こうして、あなたは、その男性に対して、あなたの処女を捧げたわけ ですから、その事実を友人に告げなければなりません。 こうして相手の外堀を埋めていくわけですね。 (^_^)
以上、殿方をつかまえる方法についてご説明申し上げました。
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