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[チラシの裏]

幌馬車は行く (1960)

題名 幌馬車は行く
作成 日活
監督 野口博志
脚本 直居欽哉, 窪田篤人
原作 中江良夫
出演 赤木圭一郎, 笹森礼子, 芦田伸介, 水島道太郎, 郷鍈治
公開 1960.10.22



日本列島を
南は九州の端から
北は北海道の果てまで
生活用具の一切を
積み込み トラックで
或る時は幌馬車で
そしてオート三輪で
蜜蜂と共に 季節々々の
花を追い その蜜を求めて
ジプシー さながらの
旅をつづける人々
それが
移動養蜂隊である----

舞台は富山。越中八尾駅に ヒロインのトミ(笹森)が降り立ったところから始まります。 トミが駅から自宅の養蜂園に向かう途中、 一人の男・野上(赤木)に出くわすのです。 野上は強盗団の一味で、逃走の際に警官の弾丸をくらっていた こともあり、トミが乗る馬車の前で倒れます。

 次に野上が目覚めたのは、山善(芦田)の移動養蜂隊のキャンプでした。 んで、天涯孤独の身であった野上は、 養蜂園の人たちの優しさに触れ、 もし可能なら足を洗って人生をやりなおしたいなんて 考えながら、 養蜂隊の人たちと行動を共にすることにします。 ‥けど。

 移動をはじめた養蜂隊の前に、 野上の強盗仲間たちが逃げ込んできます。やべえ。 一味の者たちは、養蜂隊の人たちに迷惑かけたくないという野上の弱みにつけこんで、 養蜂隊と同行するつもりです。 また一味の一人・ガラマサ(郷)はトミさんを狙ってるみたいですよ。 ‥ここでまさかの、笹森さん、いや、トミさんの入浴シーン! うおっ!! マジか!!! そこをガラマサが急襲するんですけど、そこでトミさんの 貞操を野上がなんとか守ります。 これで野上とトミさんは急接近します。よくあるパターンですね。

 しかしやっぱり野上の背後には強盗団の影と、そして 逃走の際に人を一人銃殺してしまったという「ひとごろし」の 過去がチラついてます。また 強盗団は野上ひとりを堅気にしてやる気はないみたいですし、 それにガラマサは野上とハジキで決闘したがってるみたいです。 ‥はい、いつもの展開になってきましたね。

 そしてついに。強盗団が動きました。力づくで養蜂団を制圧し、 自分たちの支配下に入れてしまいます。 つまり養蜂団に紛れることで身をかくし、さらに 養蜂団に自分たちの荷物(強盗した品物)を運ばせようというのです。 憤慨するトミを山善はこう諭します

「相手はキチガイだ。辛抱しなさい」
強盗団の一行は、立山を越える無茶なルートを指示します。 養蜂団の人たちの不満がずいぶん溜まってきましたよ。 そんな中、養蜂団の中に産気づいた奥さんが出てきたところで、 ついに養蜂団の人たちと野上が‥。というか警察が来て、 養蜂団の人たちが丸ごと人質になって‥


つぶやき

  • しかし、すごいなー。養蜂系のシーン、蜜蜂が濃密にブンブン 飛び回ってる中で撮影してますよ。よくやるなー。
  • トニー。ストーリー展開上、とくに必要ないはずなんですけど。 拳銃の腕が無茶苦茶すごい設定は何なんでしょう? ‥まあ、 役とか関係なく「トニーは拳銃がすごい」という設定が できあがってるということですよね。やっぱ。
  • そして郷さん。あきらかに宍戸さんの代理ですよね。何といっても、 トニーに拳銃持ってないだろと言って拳銃を手渡して、 そこから勝負したがるところなんてもう‥
  • 笹森さん。入浴シーンあり、踊りありと、ふだんあまり見ない 大サービス尽くしです(^o^)
  • 冒頭のあたりで出てくるお祭りは「おわら風ノ盆」というやつですね。

ビデオ/DVD情報

[2013/12 現在]
  • たぶん中古ビデオが、どこかから見つかればラッキー、という感じではないかと‥
  • DVD化は、どうですかね‥。トニーの歌、なんか「ジプシー」という単語を連呼していた ような印象がありますけど、たしかそれって放送禁止用語‥

関連(?)情報

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