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[チラシの裏]

太陽を盗んだ男 (1979,東宝)




普通の人がいきなり原爆を作って、それで政府を脅迫する‥という話。 権力、スーパーパワーというのは誰もが何となく手にしたいものだと思うんですけど、 実際にそれを手に入れるとどうなるんだろう? 「プロ野球のナイター中継、最後までやれ!」 「ローリングストーンズ日本公演だ!」‥‥私がこのへんを見ながら思って しまったことといえば「プロ野球中継は『最後まで』だけじゃ不十分。『全試合放送しろ』も 入れなきゃ」でしたので、まあ、突然そういう立場に立ってもその程度のことしか 思いつかないんだよな、やっぱ。そのへん、なんか共感しやすい感じがしましたね。

 共感といえばさらに。プルトニウムを盗むところはさておき。 声を変えるヴォイスチェンジャーとか、爆弾とかの手作り感はいいですよね。 自分たちが普段使っているもの、すぐ入手できるもの、これらにちょっとした 工夫を加えることでデカいことに使える道具になるという、 ハッカー的なノリ[*]はなんだか見ていてワクワクするところがあります。 爆弾つくってる最中は「おいおい、もっと線量対策シッカリしないと死んじゃうぞおまえ」 というのが気になって仕方なかったですが‥

最後、「九番」(沢田)が死んで終わるんだろ、どうせ‥とか思ってましたけど。 そうじゃありませんでしたね。後半、 東急デパートを実際に使った(んですよね?)大規模なロケから、 一旦警察に奪われた原爆の(ターザンばりの大アクションによる)奪還、 21世紀に入ってからは見ることが亡くなったなあ‥という 感じのかなり激しいカーチェイス、 そして菅原文太(の身代わりの人?)がかなり高い高度でヘリから飛び降りる スタント(すごい高度があってビックリしました)があって、 最後の沢田と文太の対決。手に汗握りながら「いやいや、『仁義なき』だって 最初の一発で死んでるでしょもう」「こんなに撃たれたらさすがにここで死ぬでしょ」 と思っていたんづすけど、その結果。 「ああ、やっぱり両方死ぬゃじゃん‥‥‥えええ?! ウソだろ!!! (笑)」と、 意外な展開で疲れまくりでした。 (というか、単に私が登場人物をやたらと殺したがる傾向にあるというだけかも。) 面白かったです。


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