約 100 分のあいだに、あれだけの人数で、あれだけの出来事 (といっても 10 年程度だけど)というのはどうでしょうかね。 ちょっと「詰めすぎ」かな、もったいないな、なんて思ったりも しましたけど。でも面白かったですね。 幹部連中の人間模様が面白いですね。 そんなんで幹部までたどり着けるもんなの?? とつい思っちゃうような。
ちょっと不満だったのは、人が殺されるとき。 ほとんど撃たれて死んでいくばっかりなのがなー。 これって、やっぱ「これが現実なんだ」ということなんだろうけど、 これよりちょっと前の任侠的なモノみたいな斬り合い、 「ドスで突き合う」感じのほうが個人的には好きなんだけどね。 でもそれはやっぱリアルじゃないのか‥
ラスト近くで松方が菅原に「わしら、何でこんなことになって しまったんやろなあ」といった内容(うろおぼえ)の台詞を 言ったのが印象に残った。といっても、 あの台詞はけっこう重要な台詞のはずだし、それまでの映画の 内容を振り返ってみてもそれは分かるんだけど、なにせ 展開がバタバタしていたこともあって、 台詞にあまり重みが感じられなかったのが残念だった。 でも逆に考えれば、なんか皆が目の前のことに追われてバタバタしてるうち、 気付いたら こんなところに立っていたオレたち‥という感じなんだったら バタバタした展開の末にこのセリフ、というほうがやっぱリアルといえばリアルか。
なお。どうでもいいことですが、この映画(正確にはビデオ)を 見てから「なんならー」「ま、ま、座ってつかーさい」とか 言ってしまうクセがついてしまいました:-)