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[チラシの裏]

仁義なき戦い 完結篇 (1974,東映)

題名 仁義なき戦い 完結篇
作成 東映
監督 深作欣二
脚本 高田宏治
出演 菅原文太, 北大路欣也, 松方弘樹, 小林旭
封切 1974.06.29



「仁義なき戦い」5作品の5作目。 4作目の最後、アキラが文太に「これからは政治結社にでも変わらんと‥」と言ってましたが、 山守組は政治結社「天政会」へと変身を遂げています。 しかし広能(文太)ひきいる広能組との対立の構図は相変わらず。 しかも肝心の広能は4作目の後半以降、ずっと刑務所に入っていて(そこで「仁義なき戦い」の 元となった手記を執筆(右写真))5作目の後半まで不在という‥。 なお、4作目までの脚本を担当していた笠原和夫氏は前作「頂上作戦」で話は終わったと主張、 本作の脚本執筆を拒否したらしいです(Wikipedia情報)。ということで本作は 第3,4作の後日談的な位置付けになるんでしょうね。

 左が武田(アキラ)率いる政治結社・天政会。 中が主なき広能組featuring with市岡組組長の市岡(広能の義兄弟)(松方)。 右はアキラの腹心・松村(北大路)。アキラがパクられた際の会長代行に指名され、 アキラ不在のうちに天政会を完全に掌握してしまいます。

 市岡は武田松村体制に反発する大友に接近します。大友といえば、 第二部で千葉真一さんがスゴいキャラで演じていた人ですが、 本作では同一人物をかわりに宍戸さんが演じています。‥けど。 第二作での千葉さんのアナーキーなイメージが強烈すぎて、大友役に関しては 宍戸さんは完全に負けてますね。それはちょっと残念でした。 せっかくジョーを起用したというのに‥。 一方の市岡については、なかなかキててイイ感じです。 なお市岡は殺害、大友は逮捕されてしまいます‥

 そんな中、ついに我らが主人公の広能が出所してきます。 しかしそれと前後して事件が。第一作から山守組長の腹心として活躍してきた 槙原(田中邦衛)がついに暗殺されてしまうのです。それとまた第3,4作のような 神戸明石組を巻き込んだ代理戦争はもう勘弁‥と、天政会は広能出所への対応に揺れます。 んで結局は武田引退、松村が天政会長襲名、 広能組若頭の氏家(伊吹吾郎)が天政会理事長になって、そして広能も引退、と。

アキラ「とにかく。儂らの時代は終わったんじゃき。落ち着いたら一杯、呑まんかい? ん?」
広能「そっちとは呑まん」
アキラ「何でじゃ?」
広能「‥‥死んだもんに済まんけえのぉ」


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