[Table of Contents]あらすじ
時は幕末文久2(1862)年末、尊王攘夷の嵐吹荒れる頃。
品川の遊女屋・相模屋が舞台であります。
そこの客として現れた一人の男、佐平治(堺)でありますが。
さんざん遊んだ挙句、じつは無一文ということが判明!
んで支払いできない分、奉公して返すという形に
なる訳ですけど。この佐平治という男、なかなか才覚あふれる
男でありまして、さまざまな出来事を通じ、徐々に
人々に頼られる存在となっていくのであります。
どんな出来事があったかと申しますと‥
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旦那(金子)の痛風の療治のための、あんま
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女郎おそめ(左)の心中話に巻き込まれ、結局は自分だけ
川に突き落とされ死にそうになった貸本屋の金造(小沢)の
復讐のお膳立て
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遊女こはる(南田)は客引きのため
「遊女をやめたら夫婦になる」と書いた起請文を
あちこちにバラ撒いておりましたが、そのことに気付いた親子と
こはるが大モメになった修羅場に乱入し
「自分も同じ起請文をもらった。許せん!」と大暴れして
こはるをその場から逃がしたうえ、親子を宥めたのです
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親の借金のカタに相模屋の女中にされていた お久(芦川)が、
結局 身売りされて相模屋の女郎になると決まりましたとき、
それを阻止するため
相模屋の若旦那(梅野)との駆け落ちという形で相模屋から逃がします
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そして。焼玉をつかって
異人館の焼討(爆破)計画を企む、長州藩の高杉(石原)、久坂(小林)、
志道(二谷)らが貯めたツケを清算したり、
爆破計画に必要な異人館の地図を調達したりと
‥ざっとこんな感じですかね。
しかし。そんな感じで、いつしか すっかり相模屋には
なくてはならない人になっていた佐平治にも、ひとつ気になることが
ありまして。それは悪い咳であります。
佐平治自身も咳は気になってるみたいで、薬を自ら調合して
服薬してるみたいなんですけど‥
[Table of Contents]つぶやき
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出てくる人らがね、みんな活き活きしてます。すごいなー。
たしかにこれは傑作だ‥
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心中ネタとか、起請文ネタとか、
挿入されてる個々のトピックも非常にキレが良いなー、と
感動したんですけど。
Wikipedia 見たら
古典落語のネタを織り込んでたんですね。なるほど。
洗練されてて面白いわけだ‥
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んでやっぱ、本作の話の進め方のテンポの良さなども
落語に範を取ってるんでしょうね。
そしてフランキー堺さんは実にこのテンポに合ってましたね。
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長州藩の一味に、石原さん・小林さん・二谷さんが
揃い踏みしてたのには驚きました。
なかでも裕ちゃんはすでにスター扱いですね。かっけー。
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あと岡田真澄さんもいましたね。岡田さんのちょんまげ姿は、
さすがに違和感‥(苦笑)
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南田洋子さん。カラーで見たかった‥
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タイトルの「太陽傳」とは一体何??
佐平治は確かにイイ男ではありますけど、「太陽」というのとは違うような‥
とは思いましたけど。
Wikipedia 見たら
「幕末の太陽族を意識させずにはおかないもの」と書いてありましたけど、
そういうことなんですかね。
[Table of Contents]ビデオ/DVD情報
[2017/12 現在]
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レンタル、あります。
「ぽすれん」(たぶん右)だと基本100円くらいでレンタルできますが、別途送料(290円〜)がかかります。
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ネット配信も結構あります。Youtube:
それ以外にも
DMMなどもあります。300円ちょっとくらいですね。
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DVD購入の場合。デジタル修復版だと楽天市場だと5600円くらい(税・送料込み。右にバナーあります)。
DMM も同じく
5600円くらいですね。
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購入の場合。予定どおりにいけば 2019/3 に
『石原裕次郎シアター DVDコレクション』(朝日新聞出版) の No.45 として発売予定(たぶん1790円)ですので、それを待つ手もありそうです。
でもこれがデジタル修復版なのかは不明です‥。
監督:川島雄三
出演者:フランキー堺、 南田洋子、 左幸子、 石原裕次郎
収録時間:110分
レンタル開始日:2014-04-02
Story57年に川島雄三監督が古典落語を下敷きに撮り上げた、フランキー堺主演の痛快コメディ時代劇『幕末太陽傳』のデジタル修復版。時は幕末。東海道品川宿の遊郭・相模屋に草鞋を脱いだ左平次は大尽遊びを始めるが、実は全くの無一文だった。 (
詳細はこちら)
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