東京に出たものの、勤めていた工場が倒産、失業して故郷の金沢近辺の内灘のへん? (最寄駅は架空の河北潟駅。粟ヶ崎駅がモデルか?) に 帰ってきた三郎(浜田)。彼は、昔の知り合い、ワカエ(和泉)と再会します。 二人の関係は、というと。何なんでしょうかね。10年くらい前に、二人の親とか兄とかが「内灘闘争」(1952〜) に参加していて、その仲間だったのが途中で分裂して いがみあってた遺恨が 今もまだ残ってる、そういう関係みたいです。
ワカエの家庭環境はかなりヒドいみたいで、結果、ワカエは学校(中学生!)にも行かず、 場末のバーで酒をグビグビ呑んだくれる女給の仕事をしたりしてるようですが、 その仕事も3日で逃げ出しちゃったようです。
他方の三郎。こちらの実家で兄貴は町工場をやっていて、 町会議員に立候補(のち当選)してるみたいです。 そんな家にいるのはやっぱイヤみたいで、 内灘の浜辺にあるワカエの秘密基地(弾薬庫の廃墟)で、 ワカエと遊んだり、勉強を教えたりするようになります。 ‥けど早いな。開始20分くらいでもう恋しちゃってるよ。
でもワカエはすでにかなり坂を転げ落ちてますからね。 三郎と二人でいるときは普通な少女の素顔を見せるんですけど。 三郎が出してくれた月謝のお金を杉山俊夫さんに取られて学校に行けなくなったり、 仕方がないので挽回のため学校に盗みに行ったら見つかったり、 三郎がワカエにプレゼントしたスカートのことがバレてワカエ父が三郎宅にタカリに来たり‥と、 家族そろって絵に描いたような鼻つまみ者ぷりを発揮してしまってます。 そして三郎は、ワカエのことがわからなくなって 二人の仲は破局へ。‥早っ! まだ、つきあいだして10分も経過してないのに!!
‥でも。これに困ったのはワカエです。 ようやく見つけた「自分にやさしくしてくれる人」なしで生きるのは辛すぎるみたいで、 知り合いの養鶏所で働く三郎のもとにやってきてしまいます。そして夜、 どこにも行きたくなくて三郎が働く養鶏場に忍び込んだワカエは、そこで ついうっかり 火事を出してしまうのです。うひゃー。
そうしてワカエは家裁→児童相談所→恵愛学園(非行少年少女保護教育施設らしきもの)と 進みます。 このへんでだいたい一時間経過。 ワカエはここでようやく、クラスメイトたちとの落ち着いた生活を送ることになります。 世間からはみ出してしまった人たちばかりですけどね‥。
そして三郎と「いつかそのうち」なんて約束しながら、あれ? なんか更生して卒業して三郎には内緒で大阪に働きに出るとか何とかいう話になってますけど、 どういうこと???
(^_^;
(^_^;
非行少女 【DVD】 |
(^o^)
とりあえず 2016/4/30 までなら「スカパー! オンデマンド」の「映画・チャンネルNECOオンデマンド」でも見ることができます。非スカパー民でも月額1080円で見れるはず。