舞台は三重県の四日市。 当時できて間もないはずの近鉄四日市駅舎が立派です。
まず、四日市には対立する2つの暴力団がいて、 片方が昔気質の大津組、もう片方が現代風なハイライト興行。 ジョージ(赤木)はハイライト興行に属してたんですけど、 3年前、ハイライト興行の社長がダマシ討ちな感じで大津組長を撃った、 そのかわりに刑務所に服役していたのです。そのジョージが 刑務所から出て、四日市に戻るところから話は始まります。
服役前、ジョージには恋人がいました。ケイコ(浅丘)です。 しかしケイコは家庭の事情などもあり、ジョージを待ちきれませんでした。 四日市の町から暴力を追放しようとの熱意に燃える刑事であり、 大津組長の息子であり、そしてジョージにとっては高校の先輩(柔道部)で ずいぶん親しくしていたノボル(二谷)と、もうじき結婚するところでした。
さらに。3年前の大津組長銃撃事件の真相を知っていて、大津組長やノボル警部とも 仲が良いジョージはハイライト興行では邪魔者になっていました。 さらにジョージの服役中に、ハイライト興行はジョージの替わりとして ゴロー(宍戸)という男を雇っており、ゴローにとってジョージは目障り → なにか事あるごとに拳銃でケリつけようぜ という、いつもの流れです。 最初はキャバレーのゴローの部屋の中。でもゴローのオンナ、ジーナ(白木)の話に なって流れ。 2回目は (当時)開通一周年を迎えた「御在所ロープウェイ」に乗って、わざわざ 山頂近辺(?)まで行って(でもガスがかかってて景色はほとんど見えず‥)、 しかし勝負前の遊びでゴローが弾丸を使い切ってしまい、勝負できず。
さて四日市を舞台にしたハイライト興行vs大津組vs警察の勢力争いですけど。 大津組を挑発するハイライト興行vs警察、という図式になってきます。 これに業を煮やしたハイライト興行はノボル暗殺の計画をたて、その実行役に ジョージを選びます。(さらにジョージには内緒で)ノボルとジョージを 両方とも始末せよとゴローに指示します。このへんで60分経過。 正直、なんかイマイチ盛り上がらないなあ‥なんて見てましたけど、ついに 盛り上がるかと思っていたら、なんと。これまでずっとハイライト興行の挑発に 乗ってこなかった大津組が突如、ハイライト興行に戦争を仕掛けるみたいです。 なんか突然カオスな展開‥。
んで大津組は昔気質の組らしく、ハイライト興行に決戦の場所と時刻を 指定してくるわけですけど。ハイライト興行はそんな約束を律儀に守るわけ ありません。事前にその場所に罠を張って、大津組を壊滅させる腹づもりです。 そんな中。ゴローが仕留めそこなったジョージが決戦の場所に乱入、 ハイライト興行に謀反を起こします。そんな中、ジョージとゴローが いよいよ最後の一騎打ちを‥
「自分で撃てる距離まで進んだときが合図だぜ。 おまえが先に撃ったって一向に構わない。撃てたらな」[Table of Contents]
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