この映画は、 昭和三十六年二月二十一日、 突然の事故で 世を去った赤木圭一郎の 遺作「激流に生きる男」の 未公開フィルムを紹介し、 ありし日の赤木圭一郎 を偲ぶ意図のもとに 作られたものである。 |
トニーこと赤木圭一郎さん没後6年が経過しても人気は衰えず‥という 街頭インタビューがあって、トニーの生前のインタビューなどがあって、 5分半くらい過ぎたあたりから「監督 野村孝 / 激流に生きる男 (未完成作品)」の 始まりです。
「ブラジル丸」という船の臨時乗組員として横浜にきたマキ(赤木)でしたけど、 そのブラジル丸の出航は10日後、そのあいだ横浜で時間をつぶす破目になります。 10日過ごすカネもアテもない男でしたが、 偶然 ナイトクラブ「サファイア」のマダムを勤める さかえ(芦川)と知り合い、 10日間、サファイアのバーテンとして住み込みで働くことになります。
‥しかし、5分くらい映像が流れたところで再度現代パートに戻ります。 野村監督、芦川さん等へのインタビュー、そして他の映画の名場面集‥。 抜き射ちの竜、霧笛が俺を呼んでいる、電光石火の男、 大学の暴れん坊。これが6分くらい続いたところで、 また「激流に生きる男」に戻ります。
クラブのシーン。カクテル教室という番組を担当している 遠藤ヤスコ(笹森)との出会い。マネージャーの佐野が、サファイア乗っ取りを企む黒岩組と グルなことを暴くシーン。品物の仕入れに奔走するマキ。 マキには何やら忘れてしまいたい過去があるシーン。 黒岩組の裏にいる黒幕が、実はヤスコの父親だったというシーン。 しかしヤスコ父との交渉は不調に終わったこと。
‥こんな感じのシーンが17分ほど続いたのち、 2/11撮影のラストシーン(5分ほど)に突入します。 マキがサファイアに働き出してから10日経過して、 何やら事件はすべて解決し、店もなんか繁盛してる風なところで、 マキはそっと姿を消すのです。
そして最後、トニーが生前最後に撮影したシーン、 クライマックスシーン(2/13撮影)です。 おお! トニーのトランペット・ボーカルと、杉山俊夫さんのドラム! これが3分くらい流れて、本作は終わりとなります。
(^o^)
え? 行ったことないのでアレだけど、たしかそれって公園じゃなかったっけ?
‥ ええと、Wikipediaによると
公園化したのが1962年、撮影が1961年。つまり、公園として整備される前の
状況なんですね。