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[チラシの裏]

黒い賭博師 悪魔の左手 (1966)

題名 黒い賭博師 悪魔の左手
作成 日活
監督 中平康
脚本 小川英, 山崎忠昭
原作 野村敏雄
出演 小林旭, 二谷英明, 広瀬みさ, 横山道代, 大泉滉
公開 1966.1.27
シリーズ 賭博師シリーズ 8 (全8作)



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あらすじ

地上のどこかにあるらしい、回教の国・パンドラ王国。 この国は 外貨稼ぎのためギャンブル界の世界制覇を企みます。 しかしパンドラ王国が世界制覇するには邪魔者がいる。 その邪魔者こそ、「悪魔の左手」を有する氷室(小林)であった‥。 ということで、氷室を始末するため日本に派遣された三人の刺客たち。

 一人目の刺客は盲目の男「一号」。 氷室は自身両目を賭け、 一号は自分を刺客として送り出した人物の名前を教えることを賭けた勝負でしたけど。 この勝負は、一号のイカサマを見抜いた氷室が勝利します。

 さて。一号との勝負の最中に出現したナゾの女がいます。 パンドラ国王の日本人の第三夫人(チューリップ夫人)(広瀬)を名乗るその女が、 事件の背景を氷室や我々に説明してくれます。 どうやらパンドラ王国には国立賭博大学があって、その教授の一人(二谷)が パンドラ国王を唆したみたいですね。 外貨を稼いで水爆を持とう! と。 んでチューリップ夫人は 教授に唆された国王の頭を冷やしたい、 そんな意図で氷室に接近したらしいです。

 パンドラ王国の氷室対策ですけど。かなり本格的みたいで、 電子計算機とやらを使って氷室に関する傾向と対策をテッテ的に 分析したみたいです。対する氷室は、あくまで 昔ながらのカンとウデでの勝負です。

 そして少年の刺客「二号」(オング)との勝負です。勝負は競艇。 ‥て、あれ? 二号がパンドラ国王の親衛隊に暗殺されてるよ?! 二号、ろくに見せ場もないまま サッサと勝負終わらされてしまったのか。 しかし氷室は勝ちはしたものの、いつもの冴えがありません。 これはヤバいかも。

 そしていよいよ老婆の刺客「三号」との勝負です。 でもなんかこの勝負、単に氷室個人の話じゃなくなりつつあるみたいで、 パンドラ王国への対立感情を高める暴力団連合や、 ムチャクチャやってるのが明白なパンドラ王国に手出しできずに イライラしてる刑事とかの 一種、代理戦争的な感じにもなってきつつ あるみたいです。そして氷室は三号、 そして教授との勝負のテーブルにつくのでした。

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つぶやき

  • 前作7作目「黒い賭博師 ダイスで殺せ」がイマイチだったからでしょうか。 本作は第6作に続いて中平監督がメガホンを取ってます。
  • 中平監督、あいかわらずテンポがよくて、 こういうドタバタ劇には本当に合ってますよね。
  • でも個人的には第6作「黒い賭博師」のほうが良かったかなー。 本作は、なんかサービス過剰な印象です。
  • 三人の刺客。「一号」が盲目の男(天坊)、「二号」が少年(ジュディ・オング)、 「三号」が老婆(原)‥。なかなかバラエティに富んだ人選で 良かったです。 個人的には、ものすごく不気味な「一号」が印象に残ったんですけど。 でもそのせいか、後に出てくる「二号」「三号」の印象が 薄くなってしまってましたね。
  • 「♪サンドロ、ジョルダニア〜」の曲が印象に残りますけど。 この曲についてWikipedia見たら:
    また中平は『黒い賭博師 悪魔の左手』でも主題歌を作詞しており、 その詩は「ジョルダニア」という意味不明の言葉を連呼するもので、 小林旭の哀愁を帯びた歌声によって知られる。」 (Wikipedia 「中平康」の「エピソード」の項)
    こんな感じのことが書かれていました。意味不明か‥。
     しかし。ここからは どうでもいい与太話ですけど。‥いや、 すでにこのページ全体が どうでもいい与太話だったりする‥のはさておき。 歌詞の「サンドロ、ジョルダニア」が私には なんとなく 「麗しのヨルダン」に聞こえてしまいました。 上記Wikipediaにも「意味不明の言葉」とか書かれてますし、 私も何語ぽいか、というのも全然見当つかないんですけど。んで、 何でそう思ったかというと。「サンドロ」と聞いて思い浮かんだのが、 サンスクリット語の "sundara" で、この意味が lovely, beautiful, handsome.. といった感じなので、 印欧語系だと「サンドロ」で beautiful 的な意味あるかなー、と。 他方「ジョルダニア」は、カタカナだとピンと 来ないですけどアルファベットで書いてみると jordania で、 これだと「ヨルダン」的な意味かなーと。Googleで検索してみると ジョルダニアという名前の人もいるみたいですから、人名でも いいんでしょうけど。でもファミリーネームっぽいですから、 「麗しの」にはちょっと合わないかも‥ (ちなみに「サンドロ」というファーストネームはアリみたいですから、 サンドロ・ジョルダニアという名前の人はいる可能性はあります。 けど、男じゃないかな?)。 それと「エメラルンデ」は「エメラルド色」的な? 「デケラメンテ」は「デクリメント」? ‥いやいや、それは 文脈的におかしいですよね。んー。
  • でも「黒い賭博師」シリーズは本作で最後なんですよね。それがちょっと残念。 当時の客入りがイマイチとか、いろいろあったんでしょうか。 面白いんですけどね。勿体ない‥

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ビデオ/DVD情報

[2014/6 現在]
  • DVD購入の場合。‥んー、厳しそうですね。ほとんど売り切れ状態です。
  • レンタルの場合。「ぽすれん」だと100円で宅配レンタルできるみたいです(たぶん右下) (ただし別途送料290円〜が‥^^;。なので一枚だけ借りるより7枚借り(送料290円)が理想)(支払いはクレカ/Edyなど)
  • DMM のDVD単品レンタルだと480円(送料込) [DMM]。 (支払いはクレカ/Bitcash/EdyもOKか)
監督:中平康
出演者:小林旭、 広瀬みさ、 二谷英明、 横山道代
収録時間:94分
レンタル開始日:2005-05-21

Story
芸能生活50周年を迎えた昭和の大スター・小林旭の主演作を連続リリースする「マイトガイ・アキラ・コレクション」シリーズ。ギャンブルの国営化を謀り、その利益で世界支配を企むアブダラ三世が、日本一の賭博師・浩次を亡き者にしようと近づく。 (詳細はこちら

関連(?)情報

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