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[チラシの裏]

夜霧の慕情 (1966)




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あらすじ

舞台は広島。

 堀部(石原)は山陽興業(暴力団)の幹部クラスだったんですけど、 その会長の中根(芦田)がパクられることになります。 中根はその前、ひそかに堀部に頼みごとをします。 --- オレの女の面倒を見てくれ。刑期中に他の男に 盗られたくない、と‥。

 その「オレの女」とは「ペガサス」というバーの ママをしている女・宮沢アキ(桑野)なんですけど。 会いに行くと驚き。若い! そして魅力的‥。 しかしアキは堀部にとんでもないことを言い出します。 中根と縁を切りたい、中根の出所前に自分はどこかに逃げたい、と。 親分の中根にアキのことを託された堀部としては、 アキからちょっと目が離せない感じではあります。

 ところで会長を失った暴力団ですけど。会長のかわりに組を 仕切るのが堀部の兄貴分の相良(宍戸)です。けど、何かちょっと 怪しいことを企んでるみたいです。敵対する組織・旭会と ウラで繋がっていて、いずれは組ごと旭会に合流したい、 そういう野心を持っているようで、その障碍となりそうな堀部は ジャマで仕方ない感じです。

 やがて‥というより、誰もが最初から予想していたとおり、 堀部とアキは魅かれあうようになります。アキは堀部に 一緒に北海道に逃げよう! と誘いをかけますが、堀部は 踏ん切りがつかない感じ。‥しかし、そうこうしている間に、 二人の関係が相良にバレます。うわー。‥と、このへんで一時間経過。

 また逆に堀部は、相良が旭会とグルになっていることを つきとめます。かくて堀部と相良は、ともにお互いの重大な弱みを 握ったまま、親分である中根の保釈の日を迎えます。 その中根に、素直に自分たちの気持ちを打ち明けるアキと堀部。 それとは逆に相良は旭会に逃げ込み、何やら やらかす気配ですけど‥

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つぶやき

  • いつも思いますけど。松尾監督、ムード力すごいですね。 この映画も、相変わらずムード満点です。
  • ヒロインが桑野みゆきさん(松竹)。普段見ない人ですので、 そのへんは新鮮味を感じました。
  • 太田雅子さん(のちの梶芽衣子さん)と、藤竜也さんが 初々しいペアという感じで出てきてます。暴力団系の映画で、 藤さんがチンピラじゃなくて堅気の大学生役として出てることに、 なんか、軽い驚きです。
  • ガラガラの広島市民球場で試合中にロケやってますけど。あれ、 さすがにプロ野球じゃないですよね?! ‥いや、でも 広島カープの旗が見えますけど‥。ファームならアリか??

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ビデオ/DVD情報

[2015/11 現在]
  • 単体でDVDは出てないと思います。レンタル落ちのVHSを探すしかないでしょうね‥
  • 単体でなければ、DVDはあります。 「石原裕次郎 ゴールデン・トレジャー」というパッケージ(2009) [URL]には 入っているようです。けど、定価約30万円の、初回限定生産て、あんた‥。
  • ただし「初回限定」ということで、さすがに入手はもう困難になってると思われます。 楽天ブックス(右)でも2014年頃までならまだあったみたいですけど、2015年だともう 「在庫なし」になってます。なので中古のプレミア付き狙いしかなさげ‥

関連(?)情報

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