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PC系セットアップ覚書

2011年まで「俺的な非 UN*X 環境をめざして」という題でしたが、 「UNIX系」と「非UNIX系」の区別がだんだん難しくなってきましたので、 あれこれ区別しないことにしました(^_^;


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[Win10] 信長の野望 2015/12a

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起動しない!

知人(というか身内)のPCの話です。Windows10 にアップグレードしたら‥

これらのゲームが動かなくなったという話です。

(追記: その後知ったんですけど、2015/9 以降、Win8.1〜WinVista でも上記ソフトを含む 「信長の野望」などが動作しなくなってるみたいですね‥。 何てこった! この場合の対処法などは [ 2015年9月のWindowsUpdate ] など多くのサイトで紹介されてるみたいです。)

 確認してみました。‥たしかに動かないですね。ゲーム起動時に、たぶん DVDが正規品かどうかのチェックに行くかなんかして、そしてそのまま ウンともスンとも言わなくなってしまう、と。何だこれ? (^o^;

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強力なコピーガードが動かなくなった!

ネットで検索してみると、どうやら

「SafeDisk」と呼ばれるコピーガードシステムを使ったタイトルの共通の問題 (天翔記.jp)
‥のようですね。 なるほど。つまり:
  • 「信長の野望」など、おもにWinXP時代に発売されたゲームソフトは CD/DVDの違法コピーを防ぐため、違法コピーをチェックする仕組が埋め込まれていた。
  •  ゲーム起動時に CD/DVD が違法コピーかチェックして、OK となったらゲーム本体が 起動する、そういった仕掛けだ。
  • 違法コピーのチェック用ソフトとして、よく使われていたのがSafeDisk というやつ。これはアメリカのマクロビジョンという会社が作ってた ソフトで、光栄(KOEI)のみならず、いろんな会社が買って使っていた。
  • SafeDisk はじつは完全に単体で動くソフトではなく、WinXP から Win8.1 まで Windows には標準装備されていた secdrv.sys というドライバ(実行ファイル)がないと動作しない作りになっていた。
  • Win10 になって、マイクロソフトがその secdrv.sys を標準装備から外してしまった。 Win10 に入ってない。それゆえ secdrv.sys に依存して動く作りになってる SafeDisk は Win10 では完全に動かなくなった。
  • ゲーム起動時に SafeDisk が(起動しなくなったため CD/DVD チェックができず) OK を出してくれなくなったので、ゲーム本体が起動する前にソフトが異常終了するようになってしまった。
  • 2015/9 以降は (secdrv.sys が標準装備されている) Win7 とか Win8.1 などでも 「secdrv.sys を標準では無効にする」ような変更が行われたため、secdrv.sys はあっても 無視される ようになった。それゆえ Win10 同様、ゲーム本体起動前にソフトが異常終了してしまう

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どんな対策があり得るか

つまり対抗策として可能なのは以下:

  1. 「信長の野望」を魔改造して、ソフトに組み込まれてる SafeDisk チェック機能を殺してしまう
  2. Windowsの設定を変えるとか何とかして、「信長の野望」に組み込まれてる SafeDisk が 動けるようにしてやる
  3. SafeDiskが動く環境を別途用意する
こんな感じですかね。(なお Win8.1 までは、単に「secdrv.sys があるけど無視されてる」だけですから、 [ 2015年9月のWindowsUpdate ] など多くのサイトで紹介されてる方法で 割と簡単に対処可能のようです。でも Win10 ではそんな簡単な話ではない、と)

 たぶんここで最もハードルが高いのは 1.「信長の野望」の魔改造です。 この方法はつまり「SafeDisk外し」=「コピーガード無効化」ということなので、 技術的ハードルがムチャ高いです。 ネット上を探しても、ほとんど見当たらないですね‥。

 ネット上でよく見かけるのが 2.Windowsをいじる、という対策です。 天翔記.jp さんのサイトに Windows10 でゲーム起動するための手順 が紹介されていたり、 [ Windows10で三国志X(10)を遊ぶ手順。 ] などの情報がそれです。 これはつまり「SafeDisk が動くのに必要な secdrv.sys がWin10にないから、 それを持ってくる。そしてWin10やSafeDiskに secdrv.sys があることを教えてやる」 という対処法ですね。すげえ!

 ‥すげえ! んですけど。でも最近のWindowsはウイルス対策などの一環として 「自分で勝手に自作した、あるいはどこからか拾ってきた『(Microsoft社にとって)得体の しれないドライバ』を勝手にインストールさせない」機能が強化されているため、 天翔記.jp さんのサイトが紹介してくれている対策もかなり苦し紛れな感じのものに なっちゃってますね。自分で署名したりとか、 「テストモード」という裏技的なものまで使わないといけないなんて‥。 そんなのを実行させるのは面倒すぎだろう。なんてことを考えます。

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[対策] Win10上でWinXPを動かし、その上でノブヤボ起動

そこで私が取った方法ですけど。ありきたりですけど。最後の 3.環境を別途用意、という やつです。ちょうど手元に、 過去のPCを処分して余ったWindowsXPが一つありましたのでそれを利用して。 Win10上で VMware Playerを動かして、 VMwareがつくる仮想PCにWinXPをインストールして、さらにその上で「信長の野望」を 動かす。‥‥これで うまく動くようになりました。ただ「信長の野望」を動かす前に、 XPを全画面表示にしておかないと「信長の野望」が起動に失敗するみたいで、 そこは まあ仕方ないのかな??

 ところで。今後のこういった過去非互換性のことを考えると、今のうち Win7 とか Win8 とか一つくらい買っておいた方がいいんでしょうかね。‥まあ、 そんな昔のものをいつまで遊ぶつもりか、という話になりそうですけどね。

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WinXPなどのイメージファイルがない場合

でも。そんな昔のWindowsなんて持ってないよ普通! ‥ なんて人も多いと思います。しかしご安心を。 WinXP とか Win8.1 とか win10 そのものの「イメージ」ファイルを 無料で堂々と入手することが、じつは、可能です。 古いバージョンのMSIE動作検証用としてMicrosoft様が直接お配りになっておられます。 英語版のページですけど [ Dev tools for the modern web ] というページの項目のいちばん最初、 Virtual machines の項目をクリックすると MSIE8 (などの古いバージョン のMSIEを含む) Win7 のシステム全体のイメージファイルなどが ダウンロードできます。(2017.2 確認)

 こうしてダウンロードしたZip形式のイメージファイルを展開して、Win10上にインストールした VMware Player (64bit)(32bit) とか VirtualBox を使って動かせば、ひょっとして‥と思ってやってみました。 ここで入手できるWindowsはすべて英語版なので Windowsの日本語化の作業が必要になるため ちょっと面倒ではあるんですけど、Windows7イメージのダウンロードから展開、 Win7起動、日本語化、そして Win7用のSafeDisk対策したうえで(Win10上のVMware上にある)Win7に「天下創世」をインストールしてみたところ‥動いた! 使えるみたいですよ、これ!! (^o^)

(ただ、これは明らかに目的外使用ですよね。なので、オススメはできません。) (さらに。VMware の無料版ではスナップショットを取る機能が抜かれているので、 このMSIE検証用環境を継続使用する可能性があるときは VirtualBox を使うべきでしょう)



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