とある基地の町(福生)で起こったレイプ事件。 二人の女性・ 岡本夏子(18歳ホステス; 青山)、悦子(19歳ホステス; 伊佐山)が 米兵に集団暴行された後、 その一人・岡本夏子が 鳥居で首をつって自殺‥。
自殺した夏子の兄・春彦(20歳; ハリソン)は、そのとき刑務所に 入っていたため、どうすることもできません。 2年後、ようやく出所した後、警察を訪ねた春彦は、 そこで どうしようもない現実につきあたります。 これは米兵絡みの犯罪ゆえ、事件の遺留品も供述調書も すべてMPが持って行ってしまっていて、 日本の警察は何もできないという現実に‥。
しかし事件の真相を知りたい春彦は、 とりあえず妹が勤めていたクラブ・カーネ(Connies)に バーテンとして住み込むことに成功し、 しかもその後、米軍将校を相手にした「残業」に おける悦子のショーの相手に大抜擢され、 ついに「あのとき」の事情を知る唯一の証人・悦子に たどり着きます。けど、悦子は あれ以来、 心が壊れてしまっているようで --- というか、 なんかヘンな注射を打たれた疑惑もあるみたいですけど --- 何も喋りません。
しかし春彦は当時 夏子と付き合っていたという男・滝(高橋)に 出会い、そこでようやく真相に近づきます。滝は、 じつは夏子の暴行自殺事件の目撃者だったのでした。 滝が語る事件の顛末と、その背景。--- アメリカはなぜ犯人を 逮捕しないのか。それは彼らが派兵間近だったから。 もし犯人たちを裁判のため派兵延期‥なんてことにしたら、 米兵たちのレイプ事件は もっと酷くなる、だって そうすれば戦地に行かなくてもいいんだからさー、と。
そして滝は、犯人を見つけてどうするのか、と 春彦の決意を確認します。燃え上がるような復讐心につつまれた 春彦の決意を確認したのち、 春彦に犯人の名前と、その所在を教えていきます。
まずはマイケル・アンダーソン。
トーマス・ウィットモア。
コーネル・リッチ―。
そして、たまたま通りがかった黒人のショーン。
‥復讐鬼になるはずだった春彦ですけど。夏子を暴行した 男たちのその後の運命を知るにつれて、 溢れんばかりの復讐心をどこにぶつけていいのか わからなくなっていきます。
‥んで、このへんで一時間が経過して、そろそろ終わりが
近づいてるはずなんですけど。どういう終わり方になるのか、
いまいち見当がつかない、伊佐山さん演じる悦子は、
最後まで喋らないまま行くのか?! なんてことが気になるんですけど‥。
うわ、強引!(^o^;