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[memo] 朝鮮韓国に関する雑多なメモ(格下ニッポン2)
日付 2014.10
パッチワークの読書メモ
2014年前後に日本に吹き荒れる、嫌韓の嵐。--- そして日本人である我々から 見ると不可解にしか思えない、韓国における草の根的な反日。 そして日本の反論を一切許さないようなあの態度。 あの不可解な反日感情は一体どこから来るのか?? ということが気になって、 たまに 韓国系の本を読んだりしてみるんですけど。 それ関係の読書メモをちょっと整理してみます。
[ 朝鮮韓国に関する雑多なメモ(格下ニッポン) ] の続きみたいなもんです。
[Table of Contents]日本は東夷だから‥
戦後の韓国・北朝鮮の反日主義は、日本統治を直接の原因として立ち起こった政治思 想ではない。伝統的な侮日観を、民族国家の政治的・文化的なレベルでの侮日へと組織 することで成立した反日主義なのである。‥(略)‥
韓国の反日の本体は侮日である。その好例の一つを、仁川市の地下鉄キユルヒョン駅 構内での、地元の小中学生による「竹島(独島)問題」をテーマにしたポスター展(二〇 〇五年六月)にみることができる。
子どもたちのポスターは百枚以上は貼られていたと思うが、竹島問題がテーマだと言 うのに、大部分がテーマを大きくはみだしているの だ。悲しくなるほどの下品な絵や言葉で日本を既め、 日本人を侮蔑するものばかりなのである。‥(略)‥ ‥(略)‥
これらのポスターからわかることは、韓国の小中学校では反日ならぬ侮日教育をして いるというまぎれもない事実である。私の小学生時代(一九六〇年代)にも反日ポスタ ーをよく描かされたが、その侮日的内容は今のほうがいっそうひどいと感じた。 (呉善花(2012)『虚言と虚飾の国・韓国』ワック. pp.35--37)
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大昔から日本は格下で「つまらないヤツら」だったし、現在もそうである。 その証拠に、日本は野蛮である。 朝鮮様は大昔から中華文化圏の一部であったし、昔から高貴かつ正しいし、それは 現在もそうである、と。
このへんは完全に「歴史認識」というやつとセットになってますよね。 自尊史観というか何というか‥。
ところで。仁川市の小中学生による「竹島(独島)問題」をテーマにしたポスター展(2005)に ついては、検索するとすぐ出てきます。 [ 韓国児童の反日絵画展 ] など。 小学校の授業でこんな絵描かせて、それを公共の場で誇らしげに公開してるとは‥。 さすがにこれを見るとなんか「無理だな」と思いますね‥
[Table of Contents]朝鮮から日本への一方的な流れ
前者は特に奈良時代以前もしくは江戸時代を関心の対象としている場合が多い。高 句麗・百済・新羅や江戸時代の朝鮮通信使が日本に多くの文物を伝授したかを論ずる ことによって、日本に対する文化的優越感を感じることができるためである。‥(略)‥ 後者は倭 冦や文禄・慶長の役、または近現代の日本の植民地支配を関心の対象としている。日 本がいかに朝鮮半島に多くの被害を与えたかを論ずることによって、日本の残虐性・好 戦性・野蛮性を批判することができるためである。 (野平俊水(2002)『日本人はビックリ! 韓国人の日本偽史』小学館文庫. pp.10--11)
とにかく、日本と朝鮮の外交の歴史はこんな感じ、韓国から日本へのほぼ一方的な 文化流入の歴史である、と。そんな感じの解釈をしてしまうと、当然ながら、 現在の日韓関係についてもこんな理解になってきますよね。 --- 韓国が格上で、日本が格下だ、と。韓国が一方的に世話してやり、 日本は一方的に世話してもらってきた関係だ、と。‥と、いったあたりを踏まえると‥
[Table of Contents]格下は、いつまでも格下
なんで日本支配は絶対許せない! という感じになってしまうかというと、 それは日本が格下だから。ハッキリしてますよね。格下の国に支配されるなんて、 末代までの恥! ぜったい許せない!! ‥と、自分らに恥をかかせた(と勝手に思い込んでる) 相手への憎しみはあるんだろうと思います。
でも、たかが それだけのことでそれほどまで思えるものか?? という 話になると、こんな話が‥
やっぱり儒教的な価値観、必要以上に厳然たる上下関係、というのは 日本には定着しなかったんだなー、と しみじみ感じることができるエピソードですね。 そんな、日本には定着しなかった人間関係が 染み付いてしまっている韓国の人たち、 そりゃ しっくり来ないに決まってますよね。はあ‥。
[Table of Contents]韓国の反日は、北朝鮮への負い目があるから?
朝鮮民族発祥の地とされる白 頭山は北の領土内にあり、北は これを大いに利用してきた。ま た、日韓併合以前に使われてい た伝統的な名称である「朝鮮」 を国の名前に使っている。それ に比べて「韓国」という名称に は、それほど民族的な思い入れ がない。
さらに北朝鮮は、自分たちこ そ朝鮮民族の守護者だと主張し、 雑多な人類が混在する「ヤンキ ーの植民地」を見下している。 自分たちは朝鮮民族の代表とし て、中国にもアメリカにも日本 にも断固たる態度を取っている が、韓国はアメリカに従属して いる。それが北の言い分だ。
すべては聞き飽きた大言壮語 とプロパガンダにすぎないのだ が、韓国の人にとってはこれが 心に響く。だから現に、韓国に は北朝鮮のシンパがいる。
こうした事情が韓国人の愛国 心に混乱をもたらし、そのあお りで、日本が避雷針のように非 難を集める存在になる。
朝鮮半島を植民地化した過去 ゆえに、日本は南北の人を結び 付け、愛国心を証明する手頃な はけ口になっている。それは単 純化した善悪の対立であり、韓 国にとって、北朝鮮とその国粋 主義的な姿勢によって生じる混 乱に代わる選択肢となる。
アメリカの対北朝鮮政策に従 う一方、日本に対しては強硬姿 勢を取ることで、韓国はプライ ドと自尊心を高めることができ る。そして南の人も北の人も、 日本への嫌悪では団結する。
白頭山より竹島の領有権問題 のほうが、より明確で、道義的 に扱いやすい韓国のナショナリ ズムの象徴になる。白頭山は南 北朝鮮ナショナリズムの場所的 中心であるべきだが、それは無 理だ。北朝鮮がその象徴性を大 げさに利用してきたことで、価 値が下がっている。
その代わりになるのが竹島だ。 植民地朝鮮の宗主国だった日本 の竹島を実効支配することは、 分断国家である韓国が、実際に は自主権をもつ独立した、誇り 高い国であることを示す手段と なる。この点は、どちらが「本 物」の朝鮮かという厄介な議論 抜きで、誰もが賛成するはずだ。
こうした問題の多くは日本と 関係がない。日本は、韓国のエ リートが北朝鮮を脇に置き、北 との関係を悪化させることなく 韓国人としての愛国心を発揮で きる都合のいい対象だ。
日本は、韓国人が北の明白な 「朝鮮」ナショナリズムによっ て傷つけられた国家の単純なア イデンティティーを新たに構築 するための「他者」なのだ。朝 鮮半島の分断は特殊なアイデン ティティーの危機をもたらした が、「他者としての日本」がそ の救済に役立っている。 (ロバート・E・ケリー「アメリカが困惑する韓国の世界観」, 『NewsWeekJ 2013/12/3』pp.26–30)
これは上であげた「格下に支配された屈辱」というのとは矛盾しなくて、
互いを補完しあえる関係にある訳ですから、だから厄介ですね。
韓国の反日はかなり屈折していて、だから どれか一つの要素さえ除去したら
反日がなくなっていく、そういう簡単なものではない、と。
‥‥つまり。いろいろ無理だということですね(^_^;
日本支配時代を知ってる人たちは
韓国における反日は「日本が支配していた時代を知らない人たちの世代になるほど ひどくなっていく」と言われています[要出典]。
でも、それじゃあ、その日本支配時代を知っている人たちが「それは言いすぎ」とか 言ってくれてもいいんじゃないか? と思わないこともない訳ですけど。 でもまあ、よく考えてみるとそうですけど、こんな事情があるみたいですね:
日本へ行ってから、知り合いになった台湾人にそのことをいうと、「そんなことはない でしょう」という。「なぜか」と聞くと、「学校ではすさまじい反日教育を受けた一方、家庭 や地域で行くのは大部分がその反対のことばかりだったからだ」という。
私の場合、家へ帰って学校で教わったそのままに「日本人てひどい人たちなのだ」とい ったことを語ると、父も母も無言で応じたり、適当にあいづちを打つばかりだった。私は そのことが不満で、お父さんやお母さんは学歴の低い田舎者だから、何もわかっていない んだと思うようになっていった。
田舎のおばさん、おじさんたちほど、反日意識が弱いのは、彼らには学がなく無知であ るからだ、といういい方は一般的にもよくされた。高い教育を受けた者は反日意識が高い という常識があるため、自分もそういう子どもだと思われたい、それにふさわしく反日意 識を強くもたねば、という気持ちにもなっていく。 (呉善花(2011)『私は、いかにして「日本信徒」となったか』ワック. pp.188–189)
[ 朝鮮韓国に関する雑多なメモ(3) ] に続くような感じです。