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[チラシの裏]

太陽は狂ってる (1961,日活)

題名 太陽は狂ってる
作成 日活
監督 舛田利雄
脚本 山田信夫
原作 藤原審爾
出演 浜田光夫, 川内民夫, 吉永小百合, 丹阿弥谷津子
公開 1961.8.16



[Table of Contents]

おはなし

とくに不良という訳でもない、フツーの学生(浜田)が、ちょっと カッとなって暴力沙汰。そこで浜田の運命の扉が開いてしまった‥、 というお話。

 そこで知り合ったチンピラ(川地)と意気投合したかと思ったら、 したつもりのない恐喝事件で逮捕、休校処分、 荒れてヤクザと喧嘩しちゃってのされる、 川地の助太刀でなんとか復讐、退校処分‥。 (普通の学校で「休校処分」とか「退校処分」とかいう言葉、 あまり耳慣れないんですけど。当時どうだったのかは わかりません。)

 30分頃、ようやくチリ(吉永さん)登場。 喫茶店で、チリたちをナンパしようとした学生グループに目をつけた 浜田らが、川地らと一緒にカツアゲ(アゲインでも使われていたシーン)したりしているうち、浜田はチリに接近します。

「あなた、好きなんでしょう? 私のこと‥」 「馬鹿野郎! ‥(ちょっと時間空けてから)‥ 明日、一人で出てきなよ。伊勢丹の屋上で待ってる。12時。いいな」 「あたしのお父さん、あたしが1年のときにお母さんを追い出した。 だから、あたし男の子に意地悪よ。それでもいい?」 「いいよ」

 ところで。序盤に出ていたヤクザとの喧嘩、そして復讐に関する「手打ち」の 代償が5万円ということで話がまとまった模様。 しかし、とてもそんな金のない浜田と川地は、 チリと友達の家出未遂をネタに、 チリの父親にタカりに行くことに。しかし。 浜田が ちょっとした脅しのつもりでペーパーナイフ(右図のようなナイフ)を出したら そこで乱闘となってしまい、結果、 浜田はチリの父親を刺してしまうのです。あーあ。 逃走する二人。ここで60分。

「どうしてこんなことになってしまったんだ‥」

 川地が兄貴分にお願いした結果、 そのアニキの紹介で香港に高飛びすることになった二人。 しかしその代わりに‥ということで、 二人は 高飛びの前に一仕事することになりました。

 そしてその前に、吉永とのシーン。

「君と一緒に、遠くに行きたい。誰も二人を知らない、遠い向こうへ‥」 「いいわね。行きましょうよ、きっと素敵だわ。パパのケガが直ったら 二人で外国に行きたいと頼んでみるわね‥」
そして。いよいよ一仕事となる訳ですけど。‥‥ 結果「ちぇっ。50万が二人か‥」


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つぶやき

 どんどん暗いところに落ちていく浜田ですけど、 本人もヤバいという自覚はあって、 途中何度も不幸の蟻地獄から脱出したい旨を 表明するんですが(‥でも、そう言ってる割には脱出しようとする気は あまりなさそうにも見えますけど)。そのたびごとに見せる 川地の態度が、 こいつどう見ても浜田にロマンティックな感情持ってるだろー、 としか思えないところはアレですね。 昔読んだ筒井康隆『男たちのかいた絵』の中に、男同士の×× 的な作品があったよな確か‥なんてことを思いながら見てました。

 あとこの作品はやっぱ吉永さんですね。 吉永さんが出てくるシーンは抜群に好きです。 シーンはいいんですけどねー。チリという人物はなんか ストーリー展開の都合がよいように使い回されてる感アリアリ‥‥というか逆に、 吉永さんが出るシーンだけ先に撮ってしまって、 それ以外のシーンは後から、吉永さんが出ているシーンに合わせて 辻褄合わせながら作ったんじゃないか? と疑ってしまうほどです。

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ビデオ/DVD情報

[2012/9 現在]
  • 厳しいです。DVDが出てもおかしくないとは思いますが‥

関連(?)情報

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